日別アーカイブ: 2018年6月12日

プロでは使えないのに使われ続ける高校野球の金属バット、日米で統一されてない統一球、そしてパワハラ問題…日本野球の様々な問題をスポーツライターの小林信也氏に訊く(2018/06/11)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

読むオプエド Vol.095

プロでは使えないのに使われ続ける高校野球の
金属バット、日米で統一されてない統一球、
そしてパワハラ問題…日本野球の様々な問題を
スポーツライターの小林信也氏に訊く

2018/06/11

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

月曜日は玉木正之スポーツ編集長・主筆によるスポーツ特集!今回はゲストにスポーツライターの小林信也さんをお迎えして、日本の野球界の様々な問題についてお伺いしました。

———————————-

【玉木正之編集長】
小林さんからの問題提起で面白いなと思ったのは金属バット?…これがおかしいということを言われてますよね。

【小林信也氏】
アメフトもレスリングの問題も共通してることがあって、一つはパワハラ体質なんですけど、もう一つはそれをやるとスポーツやってる人間がどうなるか、ということ。…思考停止になるんですよ。よく「頭が筋肉」なんてことを言われますが、それは冗談じゃなくて、一つのことを思い込んで、全然別のことを考えなくなる。

例えばアメフトの件を関東学連が厳しい制裁をしてよかったっていうのもあるんですけど、「じゃあ次どうすればいいの?」というところに話が及んでないんですよ。だって、厳しくして自分たちでやりなよって言っても、OBはみんな息がかかってるわけだから、結局、イコール「不可能」なんですよ。

それなら関東学連がなにかサポートするとか、アメリカから連れてくるとか…そういう次の手をほとんど考えてないんですよね。

〜中略〜

【小林氏】
僕はスポーツの良さっていうのは、困った人を助けられる人間になる、ということだと思うんです。それが本当の優しさであり、たくましさ。そのためには状況判断をしてすぐ動く。スポーツでは当たり前じゃないですか。そのはずなのに、スポーツやってる人は社会生活では、逆に行動できない。これが僕は一番問題だと思ってて…。

文武両道とよく言うじゃないですか。普通日本でこれは「成績が良くて、スポーツが出来る」これだけの意味なんですよ。でも大事なのはこの両輪がまわってるかどうか。

それで金属バットのことを何故言ったかと言うと、僕は中学、高校とも金属バットはやめるべきだと思ってます。なぜかと言うと、甲子園の強いチームはほとんど「振り遅れて打つ」という打ち方になってるんです。振り遅れてでも捉えて、あとは筋力なんですよ。それでウェイトトレーニングをやるんです。…なんでこれが通用するかと言うと、バットが折れないから。

そうするとどうなるかと言うと、何も考えずに済んじゃう。木のバットだと下手すると折れるし、折れないまでも手がしびれてしまう。すると、1球1球体で学ぶんです。タイミングが合えば「あれ、これだとしびれない、気持ちよく飛んでいく」とわかる。やってればボールとバットが教えてくれるんです。これが僕は「文武両道」だと思うんですよ。


当ブログでの掲載はここまでです。続きはメルマガ「読むオプエド」をご購読ください。初月無料です。