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安保条約、地位協定、そして日米合同委員会…日本は米国の属国として仕組まれている!? 憲法学者 小林節氏がそのカラクリ、そして安倍政権の憲法改正の欺瞞性を喝破する!(2018/04/25)

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読むオプエド Vol.061

安保条約、地位協定、そして日米合同委員会
…日本は米国の属国として仕組まれている!?
憲法学者 小林節氏がそのカラクリ、そして
安倍政権の憲法改正の欺瞞性を喝破する!

2018/04/25

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ゲストに憲法学者 小林節(こばやし・せつ)さんをお迎えし、「憲法と日米関係」というテーマでお話をお聞きしました。レギュラー陣は乃木涼介アンカー、義山望アシスタント、大貫康雄解説委員でお送りします。

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【義山望アシスタント】
小林さん、大貫さんに、憲法と日米関係についてお伺いします。安倍総理は以前から改憲を訴えており、特に憲法9条に3項を加える案を提案していますね。改憲を訴えていることで、憲法に関心を持つ人も多くなったと思います。この安倍総理改憲案について、小林さんはどう考えていますか?

【小林節氏】
言ってることが支離滅裂なんですね。「9条の1項と2項は変わりません、平和主義も変わりません、専守防衛も変わりません。ただ、災害救助などに頑張っている自衛隊が違憲と言われるかわいそうな状態をなくすために、憲法の中に『自衛隊』を入れれば、違憲論争は消せる」…と言ってるわけですよね。

ところがこないだみたいにモリカケ問題が再炎上した時に、細田さん一任でぽっと出てきたのが、新しい9条の3項を作って「必要な自衛措置が取れる」と。これだと「トランプさんに他でいじめられますから、じゃあ中東に付き合います」ということが出来てしまう。同じ法典で新しい条文と古い条文がぶつかったら、新しい方が優先されますから。9条の2項で「必要最小限の自衛隊しか認めない」となっていたものが、新3項で「必要ならなんでも出来ます」ということになったら「最小限」は消えちゃうじゃないですか。

何のための平和主義か?「気に入らないやつはアメリカと一緒に成敗するんだ」というのは、軍国主義ですよ。専守防衛でもない。「必要があれば地球の裏側でも行く」んですから。

「自衛隊」っていう言葉が入っても、「これって必要ですか?」って言うことが残る。例えばグアム島あたりでアメリカが戦争する時バックアップで助けるということであれば、近いからあり得るかもしれない。でも、中東まで言って一緒に戦争するということになると、「あんたは必要と思うかもしれないけど、私は思わない」という違憲論争が起きると思うんですよね。だから、安倍さんの言ってることは何の説得力もない。

【大貫康雄解説委員】
日本だけでなく、どこの国もそうなんですが、一つ小さな穴を開けると、どんどん拡大していくんですよ。自民党の有力者の古賀さんんも言ってましたけど、「絶対にこれは変えちゃいけない」と。当たり前のことなんですよ。そうでないと小林さんがおっしゃったように、どんどん崩れていくんですよ。元々そうする意図があるんですから。そういうことを含めて、いよいよオスプレイが横田基地にまで配備されます。そうやってなし崩し的に来るわけでしょ?この憲法の問題の骨格を、今日は小林先生に語ってもらいたいですね。

【義山望アシスタント】
こちらにのフリップに「憲法が条文通り政策や法制度に生かされていない」というところを3つまとめました。

まず一つ目、「なぜ米軍人・兵士らの犯罪」は日本の裁判所でさばけないのか?さばいても何故罪が軽くされるのか?」

これは「裁判権放棄の密約、米軍人・兵士の身柄引き渡しの密約」ということなんですが、これはどういうことなんでしょうか?


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憲法の話から始まり、「なぜ日本がアメリカの属国のような立場に置かれているのか?」を解き明かす、大変興味深いお話でした。以前オプエドで、鳩山政権の時外務官僚がニセの「極秘文書」を捏造して、当時の鳩山首相の普天間基地の「最低でも県外移転」の公約を潰したというスクープを、鳩山元首相自身が明かしたことがありましたが、そんな風に日本の中には、日本人でありながら、日本よりもアメリカの国益のために働いている「獅子身中の虫」とも言える官僚や政治家が巣食っている、という現実があるようです。

これを徹底的に国家の中枢から追い出さないと、日本はいつまでもアメリカの属国のような立場から脱出できないのではないでしょうか?