日別アーカイブ: 2018年1月19日

憲法改正、安倍首相の「加憲」にはたくさんの「罠」がある!フォーラム4代表の古賀茂明氏がその危険性を指摘!(2018/01/18)

1月18日の特集はゲストにフォーラム4代表の古賀茂明さんをお迎えし、「憲法改正」についてお話を伺いました。解説委員は東洋大学教授の薬師寺克行さんです。


【アシスタント 佐藤由季】
安倍政権は憲法改正の項目として、以下の4つを挙げていますが、まずは9条改正について、古賀さんはどのようにご覧になっていますか?

【古賀茂明氏】
もともと自民党の改憲草案は「9条の2項を変える」というのがあるんですけども、安倍さんの作戦は「3項をちょっと足すだけ」というもの。でも本当にそうなのかはしっかり見ていかなくちゃいけないですね。しかし、これは本当は「ちょっと足すだけ」ではないということを、今日は議論したいと思います。ただ自衛隊の存在を追認するだけ、「自衛隊を置きます」とそう書くだけですから、他は何も変わってませんよね、と言われるとそんな気がするでしょ?だけど、それはぜんぜん違うんですよ。

今の9条の2項は「陸・海・空軍、その他の戦力は持ちません」と書いてあるのに、3項を設けて「自衛隊は持ちます」と書いたら、意味わからなくなるでしょ?だから、ただ「自衛隊は持ちます」とは書けないんですよ。その時に参考になるのがこの自民党の改憲草案なんですね。

ここにある「九条の二」が3項に当たるものなんですけど、「我が国の平和と独立並びに国及び国民の安全を確保するため、内閣総理大臣を最高指揮官とする国防軍を保持する」とあります。この「国防軍」を「自衛隊」に置き換えればいいんですが、このように「例外としてこのような目的のためには、前項の規定にかかわらず戦力を保持してよい」という風に書くと思うんですね。で、「例外」にする時の「目的」を付けるんですよ。その目的は「平和と独立、国民の安全を確保する」ための自衛隊だったらいいですよ、と。だけど「いいですよ」とは書かずに「自衛隊を保持する」と書くんですよ、絶対。「いいですよ」と書くと「持たなくてもいい」という意味が入るけど、「保持する」だと持つことが憲法上の義務になります。しかもその目的は「安全を確保できなくてはいけない」となるんです。そうすると、弱い自衛隊ではダメなんです。中国がどんどん強くなってるんだから。そうすると憲法上の要請は「強い自衛隊を持ちなさい」ということになってくる。そうすると防衛費を増やすことも正当化できる。…そういう議論に使われるだろうな…と僕は思ってるんです。だから単純に9条改正の是非、加憲の是非ではなくて、条文の中身を議論しなくてはいけないと思います。

更に「国際法上認められた自衛権を行使するために限る」などの条文を付けてくるかもしれない。「限る」というと制限を儲けているようにみえるけど、国際法上認められた自衛権の中には集団的自衛権が入っているから、「憲法で集団的自衛権は認められている」ということが明確になる。

…これも結構大事なんですよ。自衛隊が集団的自衛権の行使のために派兵された時に自衛隊員が「いや、これは憲法違反だから俺は行かない」と訴訟を起こすことも可能ですから。そうしたら、最高裁まで行って「安保法制は違憲」となる可能性もある。その可能性、不安定な状態を排除するために、「憲法に明確に集団的自衛権は認められている」とする必要があるんです。

【上杉隆アンカー】
そういうことも含めて安倍政権は憲法改正を目指してるわけですし、国民投票法はすでに成立しているので、まさに近づいてきているような感じですが…国民投票については、広告に賭けるお金が…。

【アシスタント 佐藤】
そうですね。「無制限」ということで、資金のある改憲派が圧倒的に有利なんじゃないかというふうに、著述家の本間龍さんも指摘をされているんですが、古賀さんはどう思われますか?

【古賀氏】
これは本当に大変な話で…


…ということで、ここから先は有料時間帯に入りますので、そちらの方は番組サイトで本編をご視聴ください。もちろんそのあとには薬師寺克行解説委員の見解も述べられます。

更にその後の「薬師寺教授の注目ニュース」のテーマは「南北五輪」。北朝鮮と韓国の女子アイスホッケーチームが一緒にやるということが決まったようですが、このことに関して薬師寺教授は「アイスホッケーをよく知っている人間からすると、これはとんでもないことだ」とお怒りです。なぜそうなのかは、番組本編でお確かめください。

1月18日放送分は、19日の16時まで無料会員登録(ブロンズプラン)でご視聴いただけます。それ以降、および番組開始から60分を過ぎる部分のご視聴には、シルバープラン以上の有料会員登録が必要です。


【お知らせ】

みんなで作る報道番組「上杉隆のザ・リテラシー」、来月は2月3日土曜の配信です。ゲストはIWJ代表の岩上安身さん。テーマは「ネットメディア」です!どうぞお楽しみに!

2月以降の「ザ・リテラシー」の配信は、現在すでに募集が始まっている第4期クラウドファンディングの対象となります。番組後半はクラウドファンディング支援者向けの限定配信となりますので、下記サイトからぜひ御協力をお願い致します。


2018年よりニューズ・オプエドでは新しく「解説委員制度」がスタートしました。解説委員に就任したのはレギュラー陣の中から大貫康雄さん、薬師寺克行さん、平林壮郎さん、そして上杉隆です。新しくなったニューズ・オプエドをどうぞお楽しみに!

《Voice of FUKUSHIMA》エネルギーの地産地消で飯館村の復興を目指す!飯舘電力株式会社の近藤恵氏に話を伺う(2018/01/18)

1月18日のニューズオプエドは、Voice of FUKUSHIMAの中継がありました。おなじみの久保田彩乃さんと、飯舘電力株式会社の近藤恵さんがゲストでご出演です。

原発事故で避難を強いられた飯舘村は、未だにフレコンバッグが置いたままになっているところが多い状態です。そこで「使われなくなった農地を活用するためにどうしたら良いか?」…ということで太陽光発電が一番取り組みやすかったとのことです。

ブルーシートに覆われたフレコンバッグのすぐ横にソーラーパネルが設置されている

【近藤恵氏】
このような場所を(フレコンバッグの)「仮仮置き場」といいます。(仮置き場に行く前の仮置き場、という意味)このようなフレコンバッグが230万袋あると言われています。これがほとんど農地に置いてあるのです。こうした状態の農地をどう活用していくか、という取り組みの一つとして太陽光発電があります。

【久保田彩乃氏】
現在はどのぐらい発電をして、どういうふうに使われているんでしょうか?

【近藤氏】
村内に26箇所発電ユニットが設置されていて、合計で400世帯分の発電量になります。全て飯舘村の中で消費されています。

これは「ソーラーシェアリング」という方式で、同じ土地で太陽光発電と農業を両方やってしまおうというもの。30%の遮光率だと、収量にはほとんど影響はないそうです。

住民の方々からも「村の未来につながる」ということで、かなり喜んで受け入れられているとのこと。補助金などに頼らない、村の経済的な自立、新しい産業を根付かせることを目標に頑張っているそうです。

【久保田氏】
牧草や牛は放射線量の問題があると思うのですが、そのあたりはどうでしょう?

【近藤氏】
これは福島の農作物全般にいえることですが、県からの指導を受け、絶対に汚染された作物を出さないということで厳密にやっておりますので、問題ないかと思います。

ここで東京スタジオのゲスト、古賀茂明さんからも一言。

【古賀茂明氏】
こういう事業は地元で作って、地元で使って、地元にお金が落ちるので、とても大きな意味があります。それから元々農村・中山間地域は農業だけでなく「薪炭業」つまり薪と炭を作っていました。江戸時代までは薪と炭でエネルギーを賄っていたので、それがもう一つの収入源だったのです。それが太陽光や風力などの新しい技術が出てきたことによって「農業+エネルギー産業」という昔からのビジネスモデルが再生するという意味もあります。

…以上、ここに書いた内容はダイジェストなので、詳しくは是非番組サイトより本編をご視聴ください。

1月18日放送分は、19日の16時まで無料会員登録(ブロンズプラン)でご視聴いただけます。それ以降、および番組開始から60分を過ぎる部分のご視聴には、シルバープラン以上の有料会員登録が必要です。


【お知らせ】

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