月別アーカイブ: 2018年1月

辺野古に活断層!?政府は安全というが科学的根拠なし。辺野古基地と名護市長選の現状を奥間政則氏、乾真規記者に訊く(2018/01/30)

1月30日のニューズオプエドは、ゲストに一級土木施工管理技士の奥間政則さんをお迎えし、沖縄の基地問題を取材し続けているNO BORDERの乾真規記者も同席して「辺野古の現状と名護市長選挙」についてお話を伺いました。


【奥間政則氏】
昨年10月25日に琉球新報が「辺野古海底に活断層か」と一面トップで報じました。

【奥間氏】
こちらの図をアップで見てもらいたいのですが…。

【奥間氏】
この赤い点線が地質学の加藤先生が記した「活断層があるのではないか」と考えられているラインです。このラインの近くをポセイドンという調査船が調査していた事がわかっています。国会議員も協力してくれて、そのデータを開示するように要求していますが、一切出ていません。この記事には沖縄防衛局のコメントとして「文献などによると北部で目立った活断層は確認されていない」と書かれています。

【乾真規記者】
去年の11月に糸数慶子参院議員がこの新聞記事を受けて、国会で追求したんですよ。返ってきたのは「辺野古沿岸域に活断層が存在するとは認識していない。安全性については問題ないと認識している」という「閣議決定がされた」ということでした。

【奥間氏】
ちゃんとしたデータを示した上で「問題ない」というのなら分かりますけれど、何も証拠を示さずに「閣議決定」でこういうことをやるんです。地質学者の加藤先生は「活断層の可能性を否定するなら、国は早急に調査資料を公表し、説明すべきだ」と話しています。活断層があるかどうかはそのデータを見ればわかるそうです。それを出してないのに、納得できるわけがないです。

〜中略〜


【乾記者】
名護市長選ですが、新聞などでは「名護市の市長選の争点は辺野古の基地問題」と報道されていましたが、僕はこれに違和感を感じました。どういうことかというと、現職の稲嶺進市長は「辺野古断固反対」ということなんですが、対立する自民・公明・維新推薦の渡具知武豊候補は、「辺野古推進」とは言わず、「辺野古の問題は国と裁判中なので、その結果を見守る」と言ってるんですよ。つまり「反対するか賛成するかは、裁判の結果によるので、分からない」と言ってるんです。

【乾記者】
そしてこれまでずっと「辺野古反対」だった公明党沖縄県連が、渡具知候補を推しているんですよ。前回の選挙は稲嶺さんも相手の候補も推さずに自主投票という形だったんですが、今回は渡具知さんを推している。(上の写真の)三浦議員に「自民党の推薦候補は辺野古基地を推進するのではないか?今までのあなた達の主張と違い、ダブルスタンダードになるのでは?」と聞いても「今回辺野古基地の問題は争点にしていない」と言うんですよ。渡具知候補の2〜3時間にわたる総決起集会でも、基地問題には一切触れませんでした。


…このあとは若新雄純アンカーから「沖縄の基地問題は、結局日本が国として米国とどう付き合うのかが問われる問題ではないか。『沖縄から米軍基地を排除して、日本の他の何処かで引き受けてもらおう』ということなのか、あるいは『日本中から米軍基地をなくして、日本が自前の軍隊を持って国を守ろう』ということなのか?…国としてどういう方向を目指すのかでまるで話が違ってくる」という問題提起がありました。そのことを踏まえ、更に掘り下げた議論が行われましたが、その部分は有料時間帯になりますので、是非番組サイトで続きをご視聴ください。前段の活断層の問題についても、番組本編ではこの問題がどういうプロセスで表面化して来たかが詳細に語られています。

1月30日放送分は、31日の16時まで無料会員登録(ブロンズプラン)でご視聴いただけます。それ以降、および番組開始から60分を過ぎる部分のご視聴には、シルバープラン以上の有料会員登録が必要です。


【お知らせ】

みんなで作る報道番組「上杉隆のザ・リテラシー」、来月は2月3日土曜の配信です。ゲストはIWJ代表の岩上安身さん。テーマは「ネットメディア」です!どうぞお楽しみに!

2月以降の「ザ・リテラシー」の配信は、現在すでに募集が始まっている第4期クラウドファンディングの対象となります。番組後半はクラウドファンディング支援者向けの限定配信となりますので、下記サイトからぜひ御協力をお願い致します。

今年のプロ野球予想と平昌五輪女子アイスホッケー問題について…産経新聞特別記者兼論説委員の佐野慎輔氏に訊く(2018/01/29)

1月29日(月)のニューズオプエドは、玉木正之スポーツ編集長・主筆によるスポーツ特集です。ゲストに産経新聞特別記者兼論説委員の佐野慎輔さんをお迎えし、プロ野球と平昌オリンピックについてお話を伺いました。


《日本ハムファイターズに入団した清宮選手は活躍できるか?》

【佐野慎輔氏】
正直言ってまだ見てないから何も言えないんですけど、頑張って欲しいと思いますね。

【玉木正之アンカー】
それは「プロの世界で見てない」ということですね?

【佐野氏】
彼のスイングがプロで通用するのかどうか?やっぱり、プロの球と高校野球の球はスピードも切れも全然違いますから。

【玉木アンカー】
私が気になるのは、彼が構えて、バットがピッチャーの方にたおれるでしょ?

【佐野氏】
ええ、だからヘッドが抜けないかもしれない。

【玉木アンカー】
あれは高校生のピッチャーには通用しても、プロのピッチャーの球に対して適応できるかどうか?

【佐野氏】
そうなんです。「最短距離からどう出せるか?」なんですね。落合なんか見ててもそうなんですけど、最短距離でバットが出てるんですね。いいバッターは皆最短距離ですよ。遠回りしない。王さんなんかそのために日本刀を振り込んだりしましたからね。


《今年のプロ野球の優勝チームは?》

【玉木アンカー】
パ・リーグはソフトバンク?

【佐野氏】
それはやっぱり戦力から言ってもね、監督の采配を見ててもそうですし…。ただ、そこに西武がどう絡んでくるか、日本ハムだって去年のようなことはないだろうし…。

【玉木アンカー】
工藤監督素晴らしいですね。去年でも慌てなかったですよね。

【佐野氏】
変わりましたね。一昨年はドタバタした部分があった。秋山さんの遺産だと言われても仕方ない部分もあった。

【玉木アンカー】
「あれ、これヤバイんじゃない?」というところがあっても、最後には出てきた、という感じでしたね。

【佐野氏】
戦力を把握しきれたんだろうと思うんですよね。

【玉木アンカー】
一方で面白いのはセリーグ。

【佐野氏】
DeNA、ラミちゃんに頑張ってほしいなという気はするんですけどね。あそこは球団が一体になって盛り上げようとするでしょ?あれは選手にもいい影響があると思うんですよ。野球をきちっとビジネスとして捉えて、どうやったら盛り上げていけるかを考えてますよね。

【玉木アンカー】
広島は今年も強いと思いますね。DeNAは面白いと思いますよね。そこに絡んでくるのが…。

【佐野氏】
やっぱりジャイアンツに絡んでほしいですね。


《平昌オリンピックの女子アイスホッケーについて》

【玉木アンカー】
北朝鮮との問題で、女子アイスホッケーが相当無理筋の問題(韓国と北朝鮮が一つのチームになる)ですよね。

【佐野氏】
無理ですね。ああいうことは本当はやっちゃいけない。

【玉木アンカー】
オリンピックに政治が絡むのは仕方ない部分があるが、ゲームに、スポーツに絡んじゃいけないですよね。

【佐野氏】
いけないですね。…言葉(用語)が通じないなんて言う話も出てきてますよね。簡単ではないと思いますよ。バランスが崩れますし、韓国チームが今まで積み上げてきたことが全く生かされない可能性がある。監督の采配も、すごくご苦労されると思いますね。

「スポーツを通して平和を希求する」という理念はわかりますが、そのために何をやってもいいと言うことにはならない。やはりルールは守らなくちゃいけないし、まず平等でなければいけない。

【玉木アンカー】
「平和のためには少しぐらいルールを動かしてもいいんだ」ということにはならない、ということですよね?

【佐野氏】
そう思いますね。


…以上、ここでは主な発言をダイジェストで取り上げましたが、この他にも番組では今昔の様々な面白い取材エピソードを紹介していただきました。そちらの方は是非番組サイトで本編をご視聴ください。

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沖縄の米軍基地の中が「外」で、外は「中」ってどういうこと?…詩人 アーサー・ビナード氏が基地問題の本質を語る(2018/01/26)

1月26日の特集は詩人のアーサー・ビナードさんをゲストにお迎えし、沖縄の米軍ヘリ墜落問題についてお伺いします。解説委員は玉川大学准教授の平林壮郎さんです。


【アシスタント 川島ノリコ】
今月23日、沖縄に米軍ヘリが沖縄県渡名喜村のヘリポートに緊急着陸しましたが、米軍ヘリが基地以外の場所に 緊急着陸するトラブルは今月で3度目。アーサーさんはどう見ていらっしゃいますか?

【アーサー・ビナード氏】
アメリカ人としては「墜落」という言葉は使ってほしくないですね。「不時着」です(笑)。不時着なんだけど、3つか4つにばらばらになることもあるし、焼かれてぺちゃんこになることもある。それも含めて「不時着」です。

【アシスタント 川島】
(笑)…それは墜落では?

【ビナード氏】
いや…実はあれはトランスフォーマーの一種で、3つか4つに分かれて、また合体したりとか…(笑)

〜中略〜

【ビナード氏】
…どこでもいいんですよ、彼らは。出来れば基地の中より、民間の土地に(ヘリやオスプレイを)落としたほうがいい。だって、基地の施設が燃えちゃったり、他のヘリなどにぶつかったりしたら大問題ですから。誰かの牧草地とか、小学校に落ちたほうがいいんですよ。

彼らの感覚は「どこでも俺達の土地なんだ」ですから。沖縄の人たちは基地の中には入れない。でも米軍は中も外も入れる。じつは、「基地の中」という日本語は間違ってるんですよ。基地の中は「外」なんです。で、基地の外は「囚人たちの檻の中」。閉じ込められているのはネイティブの住人の方。基地に行くと、フェンスの上の有刺鉄線が囚人たちの方(外向き)についてるでしょ?(基地の中に)出られないように。だからやんばるの森や集落は「中」、基地の中が「外」なんです。

「不時着」はそういう中で起きてるんです。彼らにとっては普通のこと。沖縄の人たちはやんばるの森や名護の海を守りたいという、誰でも共有できる思いがあるんだけど、それが毎日毎日踏んづけられる。その中で日本の政府は100%踏んづけてる側の言いなりになってるっていう…。

〜中略〜

【ビナード氏】
本来なら(米軍基地のエリアとして)フェンスで仕切られたビーチを「返せよ。そこは俺達の砂浜だ」となるはずなのに、返すどころかそこを全部潰して辺野古の新基地を作る…今回不時着したヘリは普天間のヘリだけど…普天間は返さないよ。辺野古の滑走路は短い。普天間は辺野古を作ったって返ってこないよ。移設でなく増設です。

【平林壮郎解説委員】
本当に沖縄県民が思っていることを(ビナードさんが)代弁されてるんじゃないかと思います。日々感じていること、皮膚感覚で感じていることをおっしゃってると思いますよね。それに対して日本政府は防衛大臣と外務大臣が「遺憾である」と言ってますが、これは4月に名護の市長選があるから、ピリピリしていて、一応ポーズとして言ってみせるっていうことだろうと思います。本気で沖縄の声を聞こうとしてるとは思えない。こないだ翁長県知事が上京した時、誰が対応したか?外務省は政務官ですよ。官邸は官房副長官。極めて冷淡な扱いですよね。

〜中略〜

【ビナード氏】
そういうことをする(沖縄の声を無視する)というのは、安倍政権の体質を考えるとあり得るけど、問題は「やっても叩かれない。炎上したり大問題にならない」ということがすごくマズイ、本当にマズイですよね。

【上杉隆アンカー】
それはもう、政治のせいだけじゃないんですよね。今までオプエドでは何百回も言っていたことだけども、行政とメディアの複合体が弱者の声を押しつぶそう、押しつぶそうとしてきたんですよね。しかも何十年もやってきたんです。昨日今日始めたのならバレますけどね。ずーっとそうやってるからこうなってるわけです。

〜中略〜

【アシスタント 川島】
昨日25日にアメリカのトランプ大統領が訪問先のスイス(ダボス会議)で受けたインタビューで、「TPPへの復帰を検討する」ということなんですが…。

【ビナード氏】
トランプさんは僕以上に饒舌なんですよ。いろんなことを言って言論空間を揺さぶろうとするんですね。これは「ちょっと投げてみた」だけだと思うんです。なんで日本のメディアがそれに飛びついてるかというと、安倍ちゃんが「アメリカ抜きでTPPをまとめた」という神話を作ろうとしているでしょ?そうじゃなくてカナダやオーストラリアがボロ儲けして、日本が大損こくような欠陥のTPPに飲み込まれてるわけ。「北海道はどうするんだよ?」って。北海道は日本から独立するしか生き残る道がない、というような中身なんですよ。でも「安倍ちゃんがアメリカ抜きでも見事にTPPをまとめた、だからトランプも抜けたことを後悔してるんだ」みたいな「物語」になりますよね。だから日本のメディアは飛びついてるんだと思う。

【上杉アンカー】
これ、日経新聞の見出しなんだけど…日経新聞はTPPに復帰してほしいんですよ。「アメリカがTPPへの復帰検討」って…検討じゃないですよ。トランプはインタビューを受けて「基本的にはバイ、つまり二国間の交渉だ。マルチ(多国間)の場合は、アメリカ中心のTPPになって我々に有利な条件なら戻る」って言ってるんですよ。つまり「全部俺が決めるぞ」と。そんなことはありえないじゃないですか。これはトランプが冗談を言って、からかわれてるんですよ。この誤報を垂れ流す日本のメディア、それに踊らされて日本中が「トランプがついにTPP復帰だ」って…。

【ビナード氏】
「やっぱり日本政府は、安倍ちゃんは正しかった」って。…復帰するわけないでしょう。現実とどこが噛み合ってるのか?

【上杉アンカー】
こんなことをニュースにすること自体があり得ない。これは本当に記者クラブの人たちはいい加減にしないと、国を滅ぼしますよね。


…このあとまだまだTPP関連の話が続くのですが、有料時間帯になりますので、そちらの方は番組サイトで本編をご視聴ください。

1月26日放送分は、29日の16時まで無料会員登録(ブロンズプラン)でご視聴いただけます。それ以降、および番組開始から60分を過ぎる部分のご視聴には、シルバープラン以上の有料会員登録が必要です。


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女性差別撤廃が主旨のデモが、日本では「反トランプデモ」と報じられる理由は?笹野大輔ニューヨーク支局長のレポート(2018/01/26)

1月26日のニューズオプエドは、笹野大輔ニューヨーク支局長のレポートがありました。今回は先週土曜日に行われた「ウーマンズ・マーチ」の様子と、東京都が主催している事業で、ニューヨークに来ている日本人女性起業家の皆さんへのインタビューです。


ウーマンズ・マーチはニューヨークで20万人以上が参加(警察発表)。主旨は「差別撤回と人権擁護」なのだけど…

日本のメディアはなぜかこれを「反トランプデモ」として報じていました。昨年から始まったウーマンズ・マーチが、現在の#MeToo運動にも繋がったとされています。

時系列的には昨年のウーマンズ・マーチが最初にあり、その後で#MeToo運動が広がり、それと同時期に伊藤詩織さんの準強姦告発…という流れなんですが…。

話し変わって、こちらは東京都主催の女性ベンチャー成長促進事業 “APT Women”。

東京で選考された10人の女性が、ニューヨークで10日間専門家たちの講習などを受けています。

様々な事業を展開している女性起業家の声が聞けました。お米が原料のエタノールで作った化粧品を販売している渡辺里奈さんは「集まった10人のメンバーでお互いにブラッシュアップできたのが良かった」と。

個人事業主とユーザーをつなげるプラットフォームづくりをしている河本扶美子さんは「海外事業展開のためのコネクション作りができた」と。

画期的な塗料を開発した高尾一美さんは、実際に設計事務所に営業活動ができ、製品を気に入ってもらえたそうです。

「ウーマンズ・マーチのことは日本では主旨をすり替えて報じられている」と指摘する笹野支局長。それを受け、上杉隆アンカーは「その理由はただ一つ。詩織さんの事件を隠すためだ」と。ここでもやっぱり「日本の記者クラブメディアはどうしようもない」という結論に至りました。

ここに書いた内容はダイジェストなので、詳しくは是非番組サイトから本編をご視聴ください。

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プログラミングまでこなす区議会議員!?唯一無比の「AI議員」を自認する伊藤陽平 新宿区議会議員がその活動を語る!(2018/01/25)

1月25日のニューズオプエドは、ゲストに新宿区議会議員の伊藤陽平さんをお迎えし、「テクノロジーと政治の未来」について伺いました。解説委員は上杉隆です。


【アシスタント 佐藤由季】
伊藤さんは「AI議員」として活動していらっしゃるということなんですが、具体的にはどのような活動をしているのですか?

【伊藤陽平議員】
基本的に「議員活動」とか得意じゃなくて、根が引きこもりなもんですから、家でコンピュータとかいじってる方が得意なんですよ(笑)。なので今はAIが熱いんで、自分でプログラムを書いて、なんかAIでできないかなと、日本で一番最初に始めたのが僕なんです。

【アシスタント 佐藤】
先日伊藤さんが更新されたブログの中で記載があった、「議案の審査を人工知能で代替する」というのはどういうものなんでしょうか?

【伊藤議員】
議会の仕事で「議案の審査」というものがあるんですね。それを私の分身として、AIに過去の私の議案のファイルを全部読み込ませた上で、新しい議案を読み込ませると、自動的に私と同じ結論が出る、と言うものを実験的に作ってみたんですよ。簡単とはいいませんが、2日ぐらい引きこもってプログラム書いたらできるんですよ。

【上杉隆解説委員】
結果は、今までの自分の政治方針と合致するんですか?

【伊藤議員】
合致しますね。私の場合は議案に対する態度がシンプルなんですよ。税金をあげるような議案は反対、規制をかけるもの反対、公務員の給料を上げるとかは反対…と、わかりやすいんですね。

ただ、私と同じことができるだけでは意味が無いんで…別にやったのは、新宿区に届いた区民の意見が膨大なデータベースになっていて、それをAIに読み込ませて実験したんですけど、その意見の分類、「これはいい意見、これは悪い意見」といった分類を、どんなに膨大な数でも秒速でできるんですよ。あと、アンケート調査の集計とかも人間がやると「これは行政にとって都合がいいから」などの主観が入るんですけど、客観的に扱えるようになるんで、これは意味があるのかな、と思ってやっています。

【アシスタント 佐藤】
伊藤さんは「エディテック社会」についても言及されていますが、このエディテック社会とはどういう社会なのでしょうか?

【伊藤議員】
これは「エデュケーション(教育)+テクノロジー」のことなんですね。私は教育政策を一番やりたくて議員になったんですけど、教育の世界にもAIを始め、テクノロジーがどんどん入ってきてるんですよ。このテクノロジーを使った教育が、実はものすごい成果を上げてるんですよ。私に知人がやってるベンチャー企業で「AIが先生になる」ということを世界で最初にやっています。タブレットが自動的に子供にあった問題をだしてくれる…タブレットが先生になって最適化されたものが出てくるんです。それで実験をやったところ、学校で習うよりもなんと7倍のスピードで学習ができたと。「学校行く意味あるんですか?」みたいな話になってくるんですよね。この「テクノロジーと教育」に私は力を入れてやっていこうと思っています。

〜中略〜

【アシスタント 佐藤】
子供たちにどういう新たな可能性を提示できるかという面で、インターネットで上での授業やe-ラーニングなどの教育方法があると思いますが、ここはどうお考えですか?

【伊藤議員】
e-ラーニングは凄いなと思っていて、僕もたまに高校の授業の動画とか見るんですけど、学校より明らかに質の良い授業が、無料で公開されてたりするんですね。すると経済的な問題はないので、勉強したいと思えばいくらでも勉強できる世の中になりました。これがあれば世の中変わっていくんだな、と。…子供も大人も学べますから。すごく良い社会になったなと思います。

【上杉解説委員】
今までは、教わる先生の質によって子どもたちのレベルが変わってきちゃうんですよね。でも、それがe-ラーニングによって全体的にレベルアップする。…余計な先生の「思想」も入らないし(笑)。

〜中略〜

【アシスタント 佐藤】
伊藤さんはAI議員として、これからどのような活動をされていくのでしょうか?

【伊藤議員】
私はもう「片っ端からプログラムを作っていこう」というのを決めてるんで。できることは何でも。民間にAIの活用の事例はたくさんあるので、これを政治家がどう使うか、役所がどう使うかを考えていろんなものを作って、それをどんどん広めていく…私は議席を持った立場でプログラムも作っちゃうという、そういったことができるんで、どんどん作っていきたいなと思いますね。


AIのプログラミングができる政治家…伊藤議員は他にはいない、ユニークな存在ですね。今後の活躍も楽しみです。ここには伊藤議員の主な発言をダイジェストで掲載しましたが、番組では上杉解説委員と手塚マキアンカーが絡んで、より掘り下げた話が展開しています。そちらの方は是非番組サイトで全編をご視聴ください。

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日本に真の市民運動、民主主義は根付くのか?様々な困難と闘いながら、地道な市民運動を続ける竹岡健治さんに話を訊く(2018/01/24)

1月24日のニューズオプエドは、記憶の継承を進める神奈川の会の竹岡健治さんをゲストに迎え、市民活動の在り方などについてお伺いします。解説委員は公益社団法人 自由報道協会代表の大貫康雄さんです。


【アシスタント 義山望】
竹岡さんは最近、横浜環状自動車道路建設を進める東日本高速道路との間で土地収用問題で 争っていたということですが、これはどんな問題なんでしょうか?

【竹岡健治氏】
圏央道の一部で「横浜環状南線」というのがあるんですが、30年前に住宅地に高速道路が通るということが分かりまして、住民の反対運動が始まりました。私も地権者の一人なんですが、私はこれからの日本の社会にとってはこの道路はもういらないだろう、と思って反対してきてて、土地の使用(自宅の地下)も認めませんでした。結果土地収用法を適用して、強制執行の手続がとられることになりました。

そのプロセスで県の収用委員会というものがありまして、そこで審議をするということになったんですよ。収用委員会は公正中立な立場の機関ということになっています。そこで裁判の意見陳述のように意見を述べられる機会があり、この前それがあったんですが、企業者と私の方に数分質問をして、「ちょっと休憩を取ります」ということになった。そして別室に行って戻ってきたら「これで終結します」と言うんです。ものの20分ぐらいです。それで「とんでもない、こんなことがあり得るのか!」と強く抗議しました。そうしたら「3分だけやる」と言われました。それで3分あまり喋ったら「もうやめろ」と言われて、そのまま終結してしまいました。

【乃木涼介アンカー】
見事に、ただ「やりました」という事実だけを作るための会だったわけですね。

【竹岡氏】
そうなんです。その審議の2ヶ月後、裁決書が来たんですよ。そうしたら私達の意見は一切書かれていなくて、企業者の言った通りのことが書かれていました。これでもう、強制執行なんです。有無を言わさず「地下の土地を使用しますよ」ということになるんです。

【乃木アンカー】
ご自宅の何メートルぐらい下なんですか?

【竹岡氏】
7メートルぐらいです。土地の価格の3割ほどを保証するということなんですよ。ある意味では、私はまだ幸せな方かもしれません。トンネルからちょっと外れた家の方には、何の保証もないんですから。ある程度予想はしていましたが、今回あまりにも酷いなと実感しました。

【大貫康雄解説委員】
収用委員会は第三者機関で独立しているということなんですが、実態はまるで違いますね。委員にしても、どういう人が選ばれているのかも全くわからない。横浜市の「いじめに対する第三者委員会」…こんなのもいい加減でしょ?市長や教育委員会の意のままになるような人ばかりで、一人ぐらいは飾り程度に反論できる人も入れますが…どこもそうですよ。日本の有識者会議が全く形骸化しているのはそこなんですよ。ヨーロッパではこういうケースで住民の反対にあって計画が中止された例もいくつもありますが、「人々の意見を大事にする」ということの日本とヨーロッパの差が非常に大きい。日本は形だけ。…これでは中国を笑えませんよ。


【アシスタント 義山】
竹岡さんたちは国政の問題でも声を挙げているということで、安倍政権による 平和安全法制(安保法制)にも反対していると聞きました。 どのような運動、呼びかけをしてこられたのですか?

【竹岡氏】
国会前にTwitterやFacebookで呼びかけて行ったりする活動をこの3年ぐらい続けてきました。それで、今栄区では「オール栄区の会」というのを呼びかけていて、これまでバラバラだった運動体をまとめて、なんとか一緒にやれないかと考えました。それで2015年の9月に安保法制の強行採決がありましたが、地域からも声を上げようということで、それ以来スタンディングを月に1回、栄区の駅頭でやっています。

【乃木アンカー】
あれを機に市民運動が盛り上がったと思うのですが、どうですか、その頃と比べて。

【竹岡氏】
いやあ、なかなか…。「どうぞ皆さん一緒にやりませんか?」と言っても、なかなかやっぱり、難しいです。心のなかでは通りすがりの人も「ああ、やってくれてるな」と思ってくれる人もいると思うんですが…。

【大貫解説委員】
アメリカでは最近のMeToo運動にしても、数年前の「ウォール街を占拠せよ!」の運動にしても、多くの市民が参加し、本当に多くのメディアが取り上げるし、考えるきっかけを作っていますね。…これは教育が違うんです。アメリカでは幼稚園の頃から「自分の意見を言いなさい」と言われるんです。

挙句の果てに、日本人は国際社会でも意見が言えない。国際会議では「いかにしてインド人とパキスタン人を黙らせるか」「いかにして日本人を喋らせるか」が問題なんだそうです(笑)。それぐらい日本人は自分の意見が言えないんですよ。


…この他には第3回になる「戦争の加害」パネル展の開催、そして小中学校の教科書を整理、展示する企画についてお話を伺いました。

↓「戦争の加害」パネル展チラシ↓

↓小中学校の教科書比較一覧表(従軍慰安婦問題 クリックで拡大)↓

↓小中学校の教科書比較一覧表(琉球併合:クリックで拡大)↓

…こちらの詳細は番組サイトで本編をご視聴ください。

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「日本は米国の植民地」「日本の新聞は広告チラシ」…日本に住んで48年の親日家、ビル・トッテン氏が強烈な指摘!(2018/01/23)

1月23日のニューズ・オプエドはゲストに株式会社「アシスト」代表取締役会長のビル・トッテンさんをお迎えし、アメリカ出身で日本に移り住み、会社を起こして48年になる立場から、今の日本がどのようにみえるかをお伺いしました。


【上杉隆アンカー】
日米地位協定は、アメリカからすると変えないほうが良いんでしょうか?

【ビル・トッテン氏】
それは、アメリカ政府からすれば、植民地は便利ですよ(笑)。米国は変えたくない。「日本人の一番の恥」と思っていることは「誰も安保条約を読んでいないこと」。安保条約には安全保障の項目はない。もし日本が侵略されたら、米国は「適当な行動」を取ります。「日本を守るのが適当」と思えば守るし、「侵略者を手伝うのが適当」と思えばそうする。「放っておくのが適当」と思えばそうします。米国が勝手に決める。「安全保障」は一切安保条約に入っていない。…この2ページの文書を、ほとんど議員でも読んでないですよ。

【上杉アンカー】
日本の政治家は…読んでないけど、何か認めてますよね?

【トッテン氏】
知らないから認めてるか、右も左も認めてるから、俺は考えなくても良い…と。

【上杉アンカー】
日本人の癖ですね。横並びでみんなと同じなら怖くない、と思いこんでる。

【トッテン氏】
戦犯で死刑になりそうだった人が急に許されて、片方は有名な政治家になり、もうひとりは一番大きな新聞社を作った…彼らは誰に誠実?…やっぱり自分の命を助けてくれた人の言うなりになるのではないか…?

【上杉アンカー】
名前は言わないほうが良いと思うんですが、岸信介さんという人と、正力松太郎さんという人ですね…。

〜中略〜

【上杉アンカー】
ヘリ窓落下事故があった普天間第二小学校上空を、18日にも米軍ヘリが飛行したと沖縄の新聞二紙が報じています。東京の新聞には出ていませんが。…この沖縄の問題はどういうふうに見ていますか?

【トッテン氏】
名目としては、米軍は日本を守るためにいるわけでしょ?そうだとしたら、平等に米軍基地をばらまけばいい。沖縄は日本の1%の人口、0.6%の面積しかない。なのに米軍の人数の半分、米軍基地の面積は75%が沖縄にある。なぜ沖縄だけに負担がある?国民は自分に関係ないから基地には反対してない。自分の娘や妹は強姦されてないから他人の問題と思ってる。もし全国に平等に米軍基地があったら、そのことが投票に現れると思う。(沖縄ばかりに押し付けることによって)うまく米軍基地の負担を隠している。

【上杉アンカー】
洗脳されてるってことですかねえ?我々はメディアを通じてしか情報を知ることができないわけですよね、現状。テレビとか、新聞とか…。

【トッテン氏】
メディア?…広告チラシでしょ?新聞の7割ぐらいの売上は広告。民放テレビは100%広告。そして安倍がNHKの理事を決めているでしょ?…新聞を信じる人達は初心(ウブ)だと思います。僕はテレビは全く見ないし、新聞も読まない。無料のインターネットの情報を取ってます。一日何時間も。しかし、グーグルも売上の9割は広告。…広告チラシから情報を取るんじゃなくて、自分で調べるか、この(オプエドの)ような番組から取るのがいいと思います。


ビル・トッテンさん、表情や語り口は穏やかですが、「日本の新聞は広告チラシ」と言い切るあたりは辛辣ですね。日本国籍を取得し「日本以外には住みたくない」とおっしゃるほどの親日家であるだけに、この指摘には重みがあります。この他にも様々なユニークな視点での話をしていただきましたので、是非番組サイトから全編をご視聴ください。

1月23日放送分は、24日の16時まで無料会員登録(ブロンズプラン)でご視聴いただけます。それ以降、および番組開始から60分を過ぎる部分のご視聴には、シルバープラン以上の有料会員登録が必要です。


【お知らせ】

みんなで作る報道番組「上杉隆のザ・リテラシー」、来月は2月3日土曜の配信です。ゲストはIWJ代表の岩上安身さん。テーマは「ネットメディア」です!どうぞお楽しみに!

2月以降の「ザ・リテラシー」の配信は、現在すでに募集が始まっている第4期クラウドファンディングの対象となります。番組後半はクラウドファンディング支援者向けの限定配信となりますので、下記サイトからぜひ御協力をお願い致します。


上杉隆も登壇する「エンジン01 文化戦略会議『オープンカレッジ in 大分』」が1月26日〜28日までの三日間、大分県内の会場で開催されます。

上杉は下記の講座で登壇します。

すでに完売している講座もありますので、ご確認とチケットのご購入はエンジン01のホームページまでどうぞ。

イスラムの教えに照らすとJOCも相撲協会もNG!?宗教学者 島田裕巳氏に「スポーツと宗教」のあれこれを訊く(2018/01/22)

1月22日(月)のニューズオプエドは、玉木正之スポーツ編集長・主筆によるスポーツ特集です。ゲストは宗教学者の島田裕巳さんをお迎えし、「スポーツと宗教」と題してお話を伺いました。

お話は多岐にわたりましたが、ここでは日本人にとって余り馴染みのない「イスラム教」に関する話をピックアップしてご紹介します。


【島田裕巳氏】
サウジアラビアで最近サッカーの観戦が許されたっていう話がありますね。

【玉木正之編集長】
あれは誰が許すんですか?

【島田氏】
サウジアラビアは宗教を政策的に色々やってるので、国が管理してるんですね。でも、これはイスラムの考え方からするとおかしいんですよ。神が絶対で、あとは人間ですから。間に国家とか組織が介在しちゃいけないんだけど、サウジアラビアは国家の構造がそうなっちゃってるんですね。

だから(本来のイスラム教は)「人間が何かを許可する」というのはないんですよ。神様が決めたことに従うかどうかは、個々の信者の決めることっていうのが原則なんですよね。

だから、「権威」とかになる人がいちゃいけないんです。だからJOCとかダメなんです。(笑)相撲協会もダメ。

【玉木編集長】
でもイランはあのなんとかっていう、偉い人がいますよね。

【島田氏】
イランはシーア派で、キリスト教の影響、ペルシャ文明の伝統的な影響を受けているんですよ。あれを「普通のイスラム」と考えるのはちょっとどうかなと思います。これは歴史的にペルシャ(イラン)人がこだわってる部分で、イマーム(シーア派の指導者でムハンマドの子孫)が殺されたっていうことで、そこから全てが発しているので、動かしがたいんですよ。「イマームはお隠れになっていつかまた現れる」という信仰があって、これはキリスト教のキリストがいつか再臨するという信仰のイスラム版なんですよね。

【玉木編集長】
今はなぜあんな「イスラム原理主義」が出てきたんですかね?

【島田氏】
イスラムというのは絶えず「もとに戻ろう」とする運動ですから。我々の普通の感覚は将来に向かって「未来のほうが現在より良くなる」と思ってるじゃないですか。でもイスラムはそうじゃないんです。預言者ムハンマドがいた時代が信仰的には一番正しい時代であって、そこに戻ろうとする運動が絶えず出てくるんです。

【玉木編集長】
ムハンマドの時代が一番いいなら、スマホとかは捨てるんですかね?

【島田氏】
そういうものは、昔あったものを模範にして判断するんですよ。たとえば「宇宙船」は乗り物だから、ラクダについて言われていることを応用しよう…と、そういうふうになるんです。(笑)


…面白いですね。私たち日本人はイスラムと聞くと「原理主義」「過激派」などの側面ばかりが報道されるので、そのイメージが強すぎますが、もっと「相手の文化を理解する」ということが必要なのかもしれません。イスラム関連以外にも様々なスポーツと宗教の話が聞けますので、是非番組サイトで本編をご覧ください。

1月22日放送分は、23日の16時まで無料会員登録(ブロンズプラン)でご視聴いただけます。それ以降、および番組開始から60分を過ぎる部分のご視聴には、シルバープラン以上の有料会員登録が必要です。


【お知らせ】

みんなで作る報道番組「上杉隆のザ・リテラシー」、来月は2月3日土曜の配信です。ゲストはIWJ代表の岩上安身さん。テーマは「ネットメディア」です!どうぞお楽しみに!

2月以降の「ザ・リテラシー」の配信は、現在すでに募集が始まっている第4期クラウドファンディングの対象となります。番組後半はクラウドファンディング支援者向けの限定配信となりますので、下記サイトからぜひ御協力をお願い致します。


玉木正之スポーツ編集長も登壇する「エンジン01 文化戦略会議『オープンカレッジ in 大分』」が1月26日〜28日までの三日間、大分県内の会場で開催されます。
玉木編集長も多くの講座で登壇されます。
こちらの「夜学」は残念ながらすでに完売です。
チケットの購入はエンジン01のホームページまでどうぞ。

伊達市の除染をめぐる疑惑は深まるばかり。風雲急を告げ、今月行われる伊達市長選!映画監督ヤン・カワモト氏の報告(2018/01/19)

1月19日の後半の特集は、映画監督のヤン・カワモトさんをゲストにお迎えし、12月にご報告いただいた「ガラスバッジで計測した伊達市民6万人の放射線量データを市役所が不正に流用したのではないか?」という疑惑の続報についてお伺いします。


【ヤン・カワモト氏】
まず伊達市がどこにあるかをご説明します。全村避難になった飯舘村、その隣が伊達市です。つまり汚染が激しく全村避難になった飯舘村と境界を接している市だということ。

伊達市は除染に関してスペシャルなことをやっていて、除染にA,B,Cのランク付けをしているのです。Aは線量が高い所。Bはその次に高い所。Cは比較的低い所。それで「Cは除染をやらなくてもいいでしょう」ということになっていたのです。しかし、その隣の福島市は、線量が0.23μSv/h以上ならば全て除染する(国が定めた基準)のです。でも伊達市は独自の基準で、0.23以上であっても除染しないところがあるのです。

伊達市は国から受け取れるはずの除染の予算85億円を辞退しています。それで不審に思って調べると、どうやら「0.23μSv/h以上でも大丈夫だ」という理屈を作ってるらしいのです。それで伊達市の除染の最高責任者である市長の直轄理事の方に話を伺ったりして、少しずつ分かってきたのです。

【アシスタント 川島ノリコ】
その方が嘘をついたということですか?

【カワモト氏】
そうですね。直轄理事の方と僕が会って「なんでそんなことをしてるんですか?」と聞いたら、「それ(0.23μSv/h以上でも大丈夫だということ)を裏付ける論文がある」ということでした。それがこの論文です。

この中に「国が示した安全基準より4倍高くても平気だ」ということが書いてあるのです。

〜中略〜

【カワモト氏】
しかし「この論文には50の間違いがある」という指摘もあるんです。「これは論文としていかがなものか?」という疑惑がある。それで市のほうに聞きに行ったら、「この論文の作成を依頼はしてないけど、『こんなデータがあるけども、論文作成に使えないか?』…という提案はした」というのです。市の職員がそう言えば、それはもう依頼してるのと同じだと思うんですけども。

伊達市の議員に高橋一由さんという方がいて、僕が会ってこの一連の話をしたのですが、高橋議員がそのことを議会で追求したんですよ。

この高橋議員は前回の市長選に出馬しています。そして「Cエリア(線量が比較的低い所)も除染しましょう」ということを公約にしたんです。そしたらかなりいい線まで言ったんだけど、僅差(約3000票差)で落選してしまった。

しかしこれには裏があって、高橋候補がかなり追い上げたので、選挙中に仁志田現市長が「俺も(Cエリアの除染を)やる」と言い出したのです。チラシも配られました。しかし当選したあとは「Cエリアはやらないよ」と前言を翻しました。「除染をやると書いてあった、あのチラシは何なんですか?」と問うと「あれは支援者の誰かがやったんでしょう。自分はやってない」と言うんです。…高橋議員はずっとそのことを追求し続けてるんですよ。で、先の論文との関係も否定したので、議会で今糾明しているわけです。

で、その議会の映像を使わせてくれと言ったら、拒否された。ですので、皆さんこの伊達市議会の映像を見てください。画面に向かってこのQRコードですぐ出ますから。

それで伊達市役所が福島県立医大に論文の作成を「提案」しているのですが、個人情報保護のためのデータの加工を、この東大名誉教授の早野龍五さんにお願いしたんですよ。

これが個人情報の流出になるんじゃないかという話なんです。この早野名誉教授は論文を書いた人でもあるんです。だから結局、個人情報を見ちゃいけない人が見てることになる。これが個人情報保護条例違反の疑惑。

伊達市は「こんな風にしてやったらどうですか?」と提案しただけで、依頼してない、と言っているんですが、早野名誉教授は「正式に依頼されました」とはっきり言っています。


…というわけで、ここから先は有料時間帯になるので、番組サイトより本編をご視聴になってください。ちなみにこの1月21日告示、28日投開票でにまた伊達市の市長選があるのですが、それにこの問題を追求している高橋一由氏が立候補するそうです。もちろんこの問題をきっちり追求し、Cエリアの除染をやることも再び公約に挙げるそうです。これは目が離せない展開になって来ました!

1月19日放送分は、22日の16時まで無料会員登録(ブロンズプラン)でご視聴いただけます。それ以降、および番組開始から60分を過ぎる部分のご視聴には、シルバープラン以上の有料会員登録が必要です。

補足:昨年12月21日のヤン・カワモト氏出演の回もあわせて目を通していただけると、より理解が深まるかと思います。

ガラスバッジで計測した伊達市民6万人の放射線量データを、市役所が不正に流用?!映画監督ヤン・カワモト氏が追及!(2017/12/21)


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2018年よりニューズ・オプエドでは新しく「解説委員制度」がスタートしました。解説委員に就任したのはレギュラー陣の中から大貫康雄さん、薬師寺克行さん、平林壮郎さん、そして上杉隆です。新しくなったニューズ・オプエドをどうぞお楽しみに!

オリンピック出場選手の壮行会を勝手に開くな!?商業イベントになりきった現代オリンピックの実態を本間龍氏が報告(2018/01/19)

1月19日特集前半は、著述家の本間龍さんをゲストにお迎えして、2020年に開催の東京オリンピック関連のお話を伺いました。


【アシスタント 川島ノリコ】
平昌オリンピックを控えて各地で壮行会が行われているそうですが、非公開で行われているそうです。なんで非公開なんでしょうか?

【本間龍氏】
選手の出身校などが地元の沢山の人を集め、地元もマスコミなども集めて盛大に壮行会をやろうとすると、「それはダメ」と組織委員会から待ったがかかる。なので、ずっと非公開の状態で行われているということなんですね。

【本間氏】
JOCの理屈としては、44社のスポンサーを集めてるので、「派手に壮行会を開いて報道するのはオリンピックを利用した宣伝に値する」ということなんですね。でも私立はともかくとして、県立の学校が壮行会を開いたからと言ってそれが宣伝になるのでしょうか?

【本間氏】
これ、長崎県になってるけど長野県の間違いです、ごめんなさい。

で、全部で8校ぐらいが非公開になっているらしいんですけど、僕はこの小諸商業高校と小海高校の先生と電話でお話したんですが、JOCからの中止要請は直接は来てないそうなんです。出場選手のコーチなどを通して「そういうふうに言われてます」などと、間接的に言われるのだそうです。それを確かめようとしてJOCに問い合わせると、なかなかつながらない。結局JOCから直接「ダメだ」とは聞いてないんだけども、「そういうふうに言われてます」と間接的に色々なところが言ってくる。でも、文書も何もないんですよ。

もし「ふざけるな」ということで壮行会を強行すると、何か選手に不都合が生じるのではないか、ということをみんな心配して、結局皆さん萎縮してしまって、非公開にしてしまうのです。

そもそも、その学校で選手が育ったからオリンピックに行けたわけじゃないですか。スポンサー企業はオリンピックにお金出してるんでしょうが、選手の出身の県立高校にまでそのお金が回ってるわけはないし、宣伝にもなるわけがない。こんな形で圧力をかけるのはいけないんじゃないかと僕は思いますが…。

【本間氏】
この件についてスポーツ評論家の玉木正之さん(オプエドのスポーツ編集長)が次のようにおっしゃっています。

【本間氏】
…多分これを「やるな!」と言って文書を出したりすると、それもまた騒ぎになるので、やらないんでしょうね。冬のオリンピックでもこうなったということは、2年後の東京オリンピックでもこうなるということでしょう。しかももっともっと多くの学校や選手が関係してくる。これはJOCがはっきりとした方針を出さなければいけないんじゃないでしょうか。


…結局スポンサーがいなければ成り立たないのが現代のオリンピックで、「スポンサー第一の商業イベント」になりきっているにも関わらず、そのことをJOCがはっきり言わないからこういうことになってしまっているようですね。「アマチュア・スポーツの祭典」「参加することに意義がある」と言われていた昔のオリンピックとはかけ離れたものになってしまったようです。

このあとはTwitterでの本間さんのオリンピック批判の発言が、あっという間に消されてしまった経緯などが語られました。また、ここに書いた内容はダイジェストですので、それらの詳しい内容は番組サイトで本編をご視聴ください。

1月19日放送分は、22日の16時まで無料会員登録(ブロンズプラン)でご視聴いただけます。それ以降、および番組開始から60分を過ぎる部分のご視聴には、シルバープラン以上の有料会員登録が必要です。


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