日別アーカイブ: 2017年12月23日

アメリカで大型減税が決定!トランプ政権はどこに向かおうとしているのか?国際ジャーナリスト蟹瀬誠一氏に訊く(2017/12/22)

アメリカでは史上最大と言われる大型減税が議会を通過しました。このことに関して、さらにはアメリカの政界で今何が起こっているのかについて、ゲストの国際ジャーナリスト、蟹瀬誠一さんにお話を伺います。

【蟹瀬誠一氏】
この減税でアメリカの財政再建はますます遠のいた。しかもこの減税は相も変わらず金持ち優遇で、貧富の格差はますます拡がるでしょう。これは中間選挙の富裕層、企業のサポート狙いで、浅はか。更に共和党の政策に寄っているので、トランプの弾劾の可能性も遠のきつつある。つまりトランプのやっていることは「アメリカファースト」というよりは「自分ファースト」ではないか。

ただ、減税でアメリカの財政は苦しくなるので、中東、朝鮮半島での戦争の可能性が遠のくのはいいかもしれない。裏読みですが。

オバマはそうしたアメリカの現状を変えようと、100万ドル以上稼いでいる人たちに増税しようとしたけど、結局潰された。「オバマは共産主義者だ」なんて言われて…この言葉はアメリカでは「国賊」と言われるようなもので、非常にダメージがあります。

【上杉隆アンカー】
去年の大統領選挙でバーニー・サンダースが社会主義的政策を掲げ、「社会民主主義者」を自称して台頭してきたので、アメリカも変わりつつあるのかなと思いましたが、結果には結びつかなかったですね。

【上杉隆アンカー】
ところで、トランプ政権は中国・ロシアを「アメリカの安保を侵害しようとしている」として、結構強気で攻撃し始めたんですが、これは意図は何でしょうか?

【蟹瀬氏】
トランプが「アメリカファースト」を打ち出して、世界にあまり関与しなくなるとみると、中国やロシアが覇権を伸ばしてこようとする…その危機感が多分あると思う。もう一つはどこの政治家もやることで、足元が危なくなったら海外に目を向けさせる、ということ。トランプの周辺が「地政学的戦略」でものを考え始めたのではないか。その裏にはキッシンジャーがいる。彼がジオポリティクス(地政学)という言葉を生き返らせた。

【上杉アンカー】
キッシンジャー外交というと「軍産複合体の復活」という見方もされるんですけど、そのあたりはどうですか?

【蟹瀬氏】
キッシンジャーが今やっている仕事は、簡単に言うと中国のロビイスト。ホワイトハウスはだんだんチャイナ・マネーに乗っ取られていってるんじゃないか?

クシュナー(トランプの娘婿)なんかは中国とズブズブの関係でしょ?娘(イヴァンカ)に中国語で習近平の奥さんが歌ってた歌を歌わせるとか、中国もトランプが来た時は大歓待をしていた。つまり、トランプ政権が安全保障政策として打ち出しているものと、その下に流れているもの、現実に動いているものは違うんじゃないか、という気がする。

…このあとは有料時間帯となりますが、上杉アンカーが「日本のアメリカの政治報道では、肝心な要素(ロビイスト、スピンドクター、宗教)を三つ抜くので、本質が見えてこない」と指摘。このキーワードについて論じました。更には日本経済について…ビットコイン(仮想通貨)、AI、ベーシックインカムなどの話も交えて論じられました。そちらの方は是非番組サイトでご視聴ください。

12月22日放送分は、25日の16時まで無料会員登録(ブロンズプラン)でご視聴いただけます。それ以降、および番組開始から60分を過ぎる部分のご視聴には、シルバープラン以上の有料会員登録が必要です。


**お知らせ**

12月23日(土)17:00より2時間『2017年オプエド総括』と題して、クリスマス特番が放送されます。今回はこちらのYoutubeでの無料放送となります。出演は上杉隆、川島ノリコ、義山望、佐藤由季、藤本順一、神領貢、本間龍(敬称略)。今年オプエドでスクープ情報を公開してくださった方をゲストにお呼びしました。どうぞお楽しみに!


NOBORDER女子アナ部の一員でもある宇都宮愛さんが原案・脚色・演出を務める音楽劇、KIZUKI vol.2「アトム〜オワリトハジマリノ物語」@ブディストホールが明日24日まで絶賛上演中です!チケット購入はこちら!是非ご観劇ください。

ニューヨークでは「メリークリスマス」ではなく「ハッピーホリデーズ」 笹野大輔ニューヨーク支局長のレポート(2017/12/22)

笹野大輔支局長の今年最後のニューヨークレポートは、ニューヨークではなぜ「ハッピーホリデーズ」を使うようになったのかの報告です。

ニューヨークもクリスマスシーズン真っ只中。

でもニューヨークでは「メリークリスマス」とは言わず「ハッピーホリデーズ」と言うようになったのはなぜか?これにはユダヤ教が大きく関わっています。

アメリカ、特にニューヨークは人種のるつぼ。当然様々な宗教を信仰している人びとがいます。12月は様々な宗教のお祝いが集中していて、特にユダヤ教のお祭り「ハヌカ」はクリスマスシーズンと重なります。

ハヌカの由来について説明するユダヤ人歯科医ロバート・ウェバーさん

そこでキリスト教のクリスマスを祝う「メリークリスマス」ではなく、宗教を問わずに使える「ハッピーホリデーズ」を使おうという習慣が徐々に広まっていったそうです。

上杉隆アンカーがニューヨーク・タイムズの記者をしていた20年前、すでに少しずつ「ハッピーホリデーズ」が広がりつつあったとか。

VTRのあとはゲストの蟹瀬誠一さんも加わり、ユダヤ教、イスラエルに関する政治的背景の話も盛り上がりました。…そちらの方は是非番組サイトでご視聴ください。

12月22日放送分は、25日の16時まで無料会員登録(ブロンズプラン)でご視聴いただけます。それ以降、および番組開始から60分を過ぎる部分のご視聴には、シルバープラン以上の有料会員登録が必要です。


**お知らせ**

12月23日(土)17:00より2時間『2017年オプエド総括』と題して、クリスマス特番が放送されます。今回はこちらのYoutubeでの無料放送となります。出演は上杉隆、川島ノリコ、義山望、佐藤由季、藤本順一、神領貢、本間龍(敬称略)。今年オプエドでスクープ情報を公開してくださった方をゲストにお呼びしました。どうぞお楽しみに!


NOBORDER女子アナ部の一員でもある宇都宮愛さんが原案・脚色・演出を務める音楽劇、KIZUKI vol.2「アトム〜オワリトハジマリノ物語」@ブディストホールが明日24日まで絶賛上演中です!チケット購入はこちら!是非ご観劇ください。

【お知らせ】年末年始の放送について

平日17時から生放送でお届けしている「ニューズ・オプエド」は冬季特別編成となるため、25日(月)から1月3日(水)は「ダイジェスト版」でお送りいたします。
また、オフィスは29日(金)から1月3日(水)まで休業となります。

本年も多くの方々にご視聴いただきありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願い致します。

2017年12月23日
株式会社NO BORDER