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ガラスバッジで計測した伊達市民6万人の放射線量データを、市役所が不正に流用?!映画監督ヤン・カワモト氏が追及!(2017/12/21)

12月21日の特集は「チェルノブイリ事故の教訓」と題して、福島県伊達市の6万人の市民から集められた放射線量のデータが、不正に論文作成のために流用されたのではないか、という疑惑を取り上げました。ゲストは映画監督のヤン・カワモトさんと東洋大学教授の薬師寺克行さんをお迎えしました。


今年9月に行われた福島県の伊達市議会で、ヤン・カワモトさんの名前があがりました。それは6月にヤンさんがオプエドに出演したときに話した、伊達市の除染の話からのつながりで、市役所の職員に取材した時のことが伊達市議会で話題に上がったものでした。

ヤンさんは今年1月にイギリスで発表された英語の論文の中で「1年の被ばく線量を1mSV以下に抑えるためには、空間線量が0.23μSV/h以下でなければならないとされていたが、本当はその4倍の線量でも問題ない」と解釈できる内容が伊達市のデータをもとに書かれていることを知ります。

問題の論文

しかもこの論文は「50箇所も間違いがある」と指摘されるほど、信憑性に疑問符がついており、ヤンさんはこの論文と伊達市役所には何か関係があるのではないか、と疑いを持って取材をしていたのです。

市役所の職員は「関係ない」と否定しつつも、「こんなデータがあるから、これを使って論文を作れないか」と「提案」していたことを認めたのです。そのデータとは、6万人の伊達市民に付けた線量を測る「ガラスバッジ」で計測したデータです。

伊達市民に配布した放射線量測定用のガラスバッジ

このデータを伊達市役所が勝手に使わせて論文を作成したことになり、これは「個人情報条例違反」ではないかということが疑われているのです。そのことが今、伊達市議会でも追求されています。

…ということで、ザックリとまとめましたが、番組内ではもっと細かくディテールを詳しく説明していますので、興味のある方は是非番組サイトでご視聴ください。

ヤン・カワモトさんも「この件はまだ終わってない」とおっしゃっていて、引き続き取材を継続されるそうです。続報を待ちたいと思います。


このあと有料時間帯の「薬師寺教授の注目ニュース」のコーナーは、「トゥキュギテスの罠」がテーマ。これは戦争が不可避な状態まで従来の覇権国家と、新興の国家がぶつかり合う現象を指しますが、アメリカと中国・ロシアがこの危険な状態に近づいているのではないか…ということを論じます。こちらの方も是非番組サイトでご視聴ください。

12月21日放送分は、22日の16時まで無料会員登録(ブロンズプラン)でご視聴いただけます。それ以降、および番組開始から60分を過ぎる部分のご視聴には、シルバープラン以上の有料会員登録が必要です。


**お知らせ**

12月23日(土)17:00より2時間『2017年オプエド総括』と題して、クリスマス特番が放送されます。今回はこちらのYoutubeでの無料放送となります。出演は上杉隆、川島ノリコ、義山望、佐藤由季、藤本順一、神領貢、本間龍(敬称略)。今年オプエドでスクープ情報を公開してくださった方をゲストにお呼びしました。どうぞお楽しみに!


NOBORDER女子アナ部の一員でもある宇都宮愛さんが原案・脚色・演出を務める音楽劇、KIZUKI vol.2「アトム〜オワリトハジマリノ物語」@ブディストホールが絶賛上演中です!22日(金)のチケットはsold outですが、23日(土)24日(日)はまだ購入出来るそうです!是非ご観劇ください。

【Voice of FUKUSHIMA】年内最後は福島県の今年の5大ニュース。明るいニュースもありますが、気になるのは原発の廃炉(2017/12/21)

年内最後のVoice of FUKUSHIMAの中継は、福島県の地元紙読者が選ぶ今年の県内5大ニュースのご紹介です。今回はおなじみの久保田彩乃さんと、VOF代表理事の佐藤正彦さんが揃ってご出演です。

その福島県5大ニュースの発表ですが…

  • 5位:8月の県内、低温と日照不足

米の出来高はなんとか平年並みだったそうです。

  • 4位:原発事故で国・東電に賠償を命じる判決(3月・10月)

重要なニュースですが、残念ながら全国でも、福島県内でもさほど大きくは取り上げられなかったようです。

  • 3位:北朝鮮ミサイル発射で、Jアラートが県内初作動(8月)

【上杉隆アンカー】
東京ではJアラートは鳴らないことになってるんですよ。なぜなら、人口が多くてミサイルが落ちたら被害が甚大だから、ここはミサイルは落ちないことにしようと。7年前まで「原発は事故は起こさない」と言ってたのと同じで、東京には北朝鮮のミサイルは落ちない。政府が言ってるんだから間違いありません。間違えるわけないじゃないですか!

…とシニカルなギャグを飛ばすも、久保田さんにはあまり相手にされず、スルー。

  • 2位:浪江町、飯館村、川俣町の山木屋地区、富岡町の避難指示が一部の地域で解除(3・4月)

【VOF佐藤正彦代表理事】
富岡町には367人が帰還。しかし元は1万6千人が住んでいたのでほんの一部。飯舘村は元は人口5300人ほどだったのが、帰ったのは505人。浪江町は元は18000人の所、440人が帰還。いずれも帰ったのはほんの一部で、「コミュニティの復活」と呼ぶには程遠い状況です。

さて、第1位は「明るい話題」だそうですが、はたして何だったのでしょうか?
…こちらは番組サイトの方で本編をご視聴の上、ご確認ください。

【久保田彩乃氏】
福島第一原発の廃炉作業の進捗状況は、県民ですらよくわからないのが現状。ただ、今朝の地元紙に「福島第一原発の3号機を取材してきた」という記事が出ました。そこには「廃炉が前進している実感が感じられた」とありました。ただ、その「廃炉が進んでいる実感」は県民にはあまり伝わってきていません。

その記事に関して上杉アンカーが一言。

【上杉アンカー】
この記事には残念ながらごまかしがある。「廃炉が前進」というなら、工程表があるんだから「何%まで進んだ」と伝えるべきです。しかし「前進している実感」と書いているのは、実はそんなに進んでいないので、「実感」という言葉で表すしかなかったのでしょう。

そして前回も告知しましたが、Voice of FUKUSHIMAで制作したラジオ番組が大晦日に放送されます。

放送局はおたがいさまFM。(←このリンク先からネット経由で聞けます。)

というわけで今年最後のVoice of FUKUSHIMAの中継、久保田彩乃さん、今年一年ありがとうございました。ここでご紹介した内容は一部ですので、詳しくは是非番組サイトでご視聴ください。

12月21日放送分は、22日の16時まで無料会員登録(ブロンズプラン)でご視聴いただけます。それ以降、および番組開始から60分を過ぎる部分のご視聴には、シルバープラン以上の有料会員登録が必要です。


**お知らせ**

12月23日(土)17:00より2時間『2017年オプエド総括』と題して、クリスマス特番が放送されます。今回はこちらのYoutubeでの無料放送となります。出演は上杉隆、川島ノリコ、義山望、佐藤由季、藤本順一、神領貢、本間龍(敬称略)。今年オプエドでスクープ情報を公開してくださった方をゲストにお呼びしました。どうぞお楽しみに!


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人気ブロガーはあちゅう氏の告発により、全国の女性がセクハラ被害を告発!政治アイドル町田彩夏さんも自身の体験を語る(2017/12/20)

12月20日のニューズ・オプエドは、ゲストに政治アイドルの町田彩夏さん、ジャーナリストの藤本順一さんをお迎えし、「ハラスメント問題」についてお話を伺いました。

先日、人気ブロガーのはあちゅうさんが、電通社員時代にクリエイターでカリスマ広告マンとして有名だった岸勇希氏にセクハラ・パワハラ受けていたと告発したことが報じられました。これを受けて町田彩夏さんもTwitterで次のように発言。

町田さんはこのことについて番組内で次のように語っています。

【町田彩夏さん】 (はあちゅうさんの告発を聞いて)やっぱりああいう体質があの会社にはあるんだな、と言う印象を強く感じました。過労自殺した高橋まつりさんも「化粧をしてない」「女子力が低い」などと言われたことをTwitterに書き込んでいました。はあちゅうさんの件、そして自分の体験から、会社の体質としてセクハラが蔓延しているのだと強く感じました。

電通の面接で「(元電通社員で過労自殺した)高橋まつりさんのことをどう思うか?」と聞かれた時は、やはり批判的なことは言えなかった。何度も同じことを聞かれるので、「これは『私なら過重労働にも堪えられます、頑張れます』と言わせたいための踏み絵なんだな」と感じました。

この日アンカーの上杉隆は町田さんの話を受け、次のように話しています。

【上杉隆アンカー】 はあちゅうさんの件は相手が電通をやめた人だったから良かったが、もし内部の人だったら難しかっただろう。伊藤詩織さんの件は相手が官邸なので、NHKの報道を見ても、伊藤さんのことは一切スルーして「はあちゅうさんが#MeToo活動を始めた」かのように報じてます。更に慶応大学広告学研究会の集団準強姦事件が不起訴になった件は、このサークルの出身者が電通にたくさん入っているので、「これは無理だな」と思った。つまり、この国では電通やメディア等、権力側に近い人は犯罪を犯しても助かるけど、でも遠い人は犯罪を犯していなくても社会的に抹殺されると…。

藤本順一氏は次のようにコメントしています。

【藤本順一氏】 知り合いが「電通に就職したい」と言ったら、「やめた方がいい」と言うよ。舞台が大きいのでクリエイターを目指す人が経験を積むにはいいかもしれないが、あんなコネ入社ばかりの会社で営業なんかしてもつまらないと思う。…でもセクハラ問題は本当に日々悩むね。下手すると何も喋れなくなっちゃう。例えば女性を食事に誘って断られるにしても、「もつ焼きは私はダメだけど、エリオだったらいいですよ」みたいに洒落っ気のある切り返しをしてくれたらいいんだけど、いきなり全否定されるともう話せなくなっちゃう。「農薬問題はどう思いますか」とか「沖縄の基地問題は?」とか、そんな話するしかない。(笑)「血液型なんですか?」「星座なんですか?」って聞くのもダメなんでしょ?

…難しいですね。セクハラ・パワハラはもちろんダメだけど、あまりそれを厳しく言うと、今度はまともに恋愛もできないギスギスした社会になってしまう…。そこをどうバランスをとるかが問われていると言えそうです。

さて、このあとの有料時間帯ではNOBORDER設立当時、「ニコニコNOBORDER」という実験的な番組で「電通のカラクリ」と題して、上杉と藤本氏が実名を上げながら話したら大騒ぎになったという秘話が語られました。「ハラスメント問題」についても、ここにご紹介したのはほんの一部ですので、詳しい内容は是非番組サイトでご視聴ください。

12月20日放送分は、21日の16時まで無料会員登録(ブロンズプラン)でご視聴いただけます。それ以降、および番組開始から60分を過ぎる部分のご視聴には、シルバープラン以上の有料会員登録が必要です。


**お知らせ**

12月23日(土)17:00より2時間『2017年オプエド総括』と題して、クリスマス特番が放送されます。今回はこちらのYoutubeでの無料放送となります。出演は上杉隆、川島ノリコ、義山望、佐藤由季、藤本順一、神領貢、本間龍(敬称略)。今年オプエドでスクープ情報を公開してくださった方をゲストにお呼びしました。どうぞお楽しみに! また、同日19時30分からは、芝公園アバッタスタジオでクリスマス会を開きます。プラチナ会員の方のみご参加いただけます。(会費5,000円)参加ご希望の方は21日(木)までにnoborder_staff@no-border.asia(迷惑メール防止のため、@を全角で表記していますので、半角に置き換えてください。)宛にメールでお申し込みください。

ミツバチが激減したのはネオニコチノイド系農薬が原因。人間にも健康被害があるこの農薬の使用実態に迫る!(2017/12/19)

12月19日のニューズ・オプエドは国際NGOグリーンピースジャパンの関根彩子さん、アジア学院理事の田坂興亜さんをゲストにお迎えして「食の安全と農業」についてお話を伺いました。

最近、ミツバチが減っている、大量死しているという事が言われますが、花粉を運んで果物や野菜の実りを助けてくれるミツバチが、もしいなくなったら、どうなるのでしょう?

このような八百屋さんの店先が…

…こうなってしまうそうです。

【関根彩子氏】
このミツバチを激減させている原因が「ネオニコチノイド系農薬」です。ミツバチだけでなく、多くの生き物の生態系に影響を与えています。この農薬は水に溶けやすく、土や植物全体に染み込んでしまう(洗っても取れない)という特徴があります。欧米各国では危険性が指摘され、規制が始まっているのですが、日本ではまだ始まっていないどころか、むしろ使用拡大の方向にあります。

【関根氏】
また、ある程度以下に農薬の使用回数を減らす「特別栽培(減農薬)」という栽培方法があるんですが、ネオニコチノイド系農薬を使うと使う回数を減らすことができるので、「特別栽培(減農薬)」ということになりますが、それが安全というわけではありません。

【田坂興亜氏】
農作物のネオニコチノイド系農薬の残留基準が、日・米・EUの各国で全く違います。下記のようにEUはブドウ、イチゴ、キャベツで0.01ppm(検出限界)以下でなければならないと非常に厳しいのですが、日本はEUと比べ、300〜500倍規制基準がゆるくなっています。

【田坂氏】
更に厚労省は2015年5月にホウレンソウの中に残留するクロチアニジン(ネオニコチノイド系農薬の一種)の基準を、それまで3ppmだったものを40ppmに緩和しました。これは本当に犯罪的だと私は思います。取り返しがつかない…。

【田坂氏】
ネオニコチノイド系農薬は、体に有害と言われているタバコに含まえる「ニコチン」と化学的な構造が似ていて、更に毒性を強くしたもの。「妊婦はタバコを吸ってはいけない」ということはよく知られていますが、これはニコチンの毒性が胎児に与える影響のためです。それよりも毒性が強い農薬が農作物に広く使われているのが日本の現状です。

また、ネオニコチノイドは人の脳神経系にも悪影響を与えることを示す研究論文が出されていて、自閉症、ADHD、その他子供の発達障害との関連性が指摘されています。

更に田坂さんは次のように続けます。

【アシスタント 義山望】
「行政がネオニコチノイドを推奨する理由は何でしょうか?」という質問が来ています。

【田坂氏】
それはやっぱり、私が勘ぐるところでは農薬会社の言うことを聞いているのだと思います。一方で農薬を売りたい人がいるわけですから。誰が考えても明らかだろうと思います。それを売ることで収入を得る人たちが裏で動いているとしか思えないですね。

…恐ろしいことですね。農薬の製造業者と行政が癒着して、健康に害がある農薬の規制基準を厳しくするどころか緩めているとしたら、モリカケ事件と同じような、極めて日本的な腐敗の構造と言わざるを得ません。

ここでご紹介した内容はほんの一部で、まだまだたくさんの話を伺っていますので、是非番組サイトでご視聴ください。

12月19日放送分は、20日の16時まで無料会員登録(ブロンズプラン)でご視聴いただけます。それ以降、および番組開始から60分を過ぎる部分のご視聴には、シルバープラン以上の有料会員登録が必要です。


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12月23日(土)17:00より2時間、オプエドの今年1年を振り返るクリスマス特番が放送されます。今回はYoutubeでの無料放送となります。配信URL、ゲストなど詳細は追ってお知らせしますので、どうぞお楽しみに!

同日19時30分からは、芝公園アバッタスタジオでクリスマス会を開きます。プラチナ会員の方のみご参加いただけます。(会費5,000円)参加ご希望の方は21日(木)までにnoborder_staff@no-border.asia(迷惑メール防止のため、@を全角で表記していますので、半角に置き換えてください。)宛にメールでお申し込みください。

文芸・文化評論家の小野俊太郎氏と語る「今年読んだ面白い本」そして「ゴジラ論」。掘り下げるほどに映画は面白い!(2017/12/18)

12月18日のニューズ・オプエド、月曜はNOBORDERスポーツ編集長・主筆の玉木正之さんによるスポーツ特集なのですが、今回はちょっと趣向を変えて、文芸・文化評論家の小野俊太郎さんをゲストにお迎えして、お二人の「今年読んだおすすめの面白い本」、そして「ゴジラ論」のお話を伺います。

小野俊太郎さんがおすすめの本は「大航海時代の日本人奴隷(ルシオ・デ・ソウザ、岡 美穂子 著)」

【小野俊太郎氏】
大航海時代(日本では戦国時代)に日本人奴隷がポルトガル人によって海外に連れ出されていました。一般には殆ど知られていない様々な珍しいエピソードが語られているのですが、まさに現代の外国人労働者問題などを考える時、非常に示唆的な内容であるという意味で、一見400年前の話だが、まさにこれからの問題として考えるべきものです。非常に面白かった。

…とのことでした。

そして玉木正之主筆のおすすめはとても沢山の本を紹介されたのですが、中でもイチオシは「新ゴジラ論」

これは本日のゲスト小野俊太郎さんの著書で、玉木主筆によれば「小野さんの書いた本はどれもこれも面白いが、この本では『岡本喜八監督の沖縄決戦という全く別の映画がシン・ゴジラの下敷きになっている』という話があって、これが非常に面白い」とのこと。

後半は「ゴジラ論」に花が咲き、シン・ゴジラも、1回見ただけでは気づかないような様々なディテールが細かく設定されいて、繰り返し見たり、解説本を読んだりすることによってそういうことに理解が深まる…そういう作品が「何度見ても面白い」傑作といえるのだろう…ということでした。

テーブルにずらりと並んだのは全部玉木主筆の私物のゴジラ関連DVD

この他にもたくさんのゴジラに関するエピソードが満載です。是非番組サイトでご視聴ください。

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堀江貴文氏が驚きの発言!「殆どの人は知らぬ間に違法行為をしている。だから警察・検察は誰でも逮捕して有罪にできる」(2017/12/15)

12月15日のニューズ・オプエドは、最近「東大から刑務所へ」を上梓された実業家の堀江貴文さんを迎え、ご自身の収監された体験から、日本の刑事司法についてまで語っていただきました。

中でも注目すべきなのは次の発言…

【堀江貴文氏】
違法行為のグレーゾーンはすごく広い。みんなが驚くようなことで有罪にすることもできる。例えば地方のスナックで、風営法の認可を取らずにママが隣の席に座ったら、違法。ホストクラブなんか、ほとんどクロですよ。みんな勝手な解釈をして「この程度は大丈夫」とか言ってるけど、警察からしたら全部違法…そんなのが山のようにある。だから検察の特捜部が「こいつを逮捕したい、有罪にしたい」と思ったらできちゃう。検察の特捜部っていうのは、目立ってる人を吊し上げて庶民の溜飲を下げる事によって存続しているような組織。冤罪が生まれやすい構造であることは間違いない。チェック機能がどこにも働かないから。

…これは大いに物議を呼びそうな発言ですね。このような背景があるから冤罪や罪のもみ消しなどの問題が起きるとも言えますが、堀江さんは次のように続けます。

【アシスタント 川島ノリコ】
ああいった形で堀江さんが刑務所に入ったことについて「なんで?」って言うのはありませんでした?

【堀江氏】
なんでも何も、世の中はそういうもんですよ。そういうもんなんだから、しょうがないでしょ?

【川島】
冤罪でもですか?

【堀江氏】
冤罪とかっていう問題じゃないんですよ。僕は刑務所に入ってより思いましたけど、みんな違法行為してますから。してない奴、ほとんどいないな…僕から見ると。

堀江さんは自分が捕まったことに関してさえも「しょうがない…そういう世の中なんだから」と諦観の境地で見ているようですが、みなさんはどうお感じになったでしょうか?この他にも警察・検察・司法に関して堀江さんから多くの発言がありました。興味のある方は是非番組サイトでご視聴ください。

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「日本カー・オブ・ザ・イヤー 2017-2018」が決定!女性審査員のお二人に解説していただきました(2017/12/14)

12月14日のニューズ・オプエドはゲストにカーライフ・ジャーナリストのまるも亜希子さんとカーライフ・エッセイストの吉田由美さんをお迎えして、お二人が審査員を務めた「日本カー・オブ・ザ・イヤー」についてお話を伺いました。

日本カー・オブ・ザ・イヤーの大賞に選ばれたのはボルボ「XC60」。輸入車が日本カー・オブ・ザ・イヤーに選ばれることは異例のこと(史上二回め)です。大きな原因は、日産とスバルが「完成車検査不備問題」の責任を取る形でエントリーを辞退し、本命と思われていた日産リーフが対象外になってしまったことです。

しかし、審査員であるゲストのお二人は、必ずしもこのボルボに対する評価が高かったわけではないようで…

まるも亜希子さんが最高点の10点をつけたのは、ホンダ N-BOX。「おそらく今年一番売れたクルマ。200万円前後で軽としては高いんだけど、それだけの価値があり、ファミリーカーとして配慮の行き届いた仕様になっている」とのことでした。なんと大賞のボルボ XC60には、まるもさんは点をつけなかった(0点)そうです。理由は「599万円からの高級車としては今ひとつかな」と感じてしまったとか。

吉田由美さんが最高点を付けたのはスズキ スイフト。「値段が188万円からと200万を切っており、特にスイフト・スポーツは運転することが楽しい、笑顔になるようなクルマ。そういうクルマ本来の魅力をこの価格で実現していることを評価した」とのことでした。大賞のボルボ XC60(吉田さんは3点)については「みんなが最高点をつけたわけではないが、ほとんどの審査員からまんべんなく点を得て、結果的に総合得点が高かった」とのこと。

候補の10車種に対してお二人がつけた得点表がこちら。ホンダ N-BOXとスズキ スイフトはどちらもお互いに高得点ですね。

この日は上杉アンカー以外の出演者が全員女性ということもあり、とても華やかで笑いの絶えない、クルマ談義に花が咲いた特集でした。ここでご紹介したのは内容のほんの一部。クルマ好きには見逃せない日本カー・オブ・ザ・イヤー特集を是非番組サイトでご視聴ください。

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【Voice of FUKUSHIMA】富岡町から原発事故で避難した子どもたちとラジオ番組を制作、いよいよ大晦日にオンエア!(2017/12/14)

12月14日のニューズ・オプエドはVoice of FUKUSHIMAの中継がありました。おなじみの久保田彩乃さんの富岡町からのレポートです。

富岡町には小中学校、幼稚園が合わせて6つありましたが、原発事故で町が全町避難となり、富岡町から70km離れた三春町に6つの小中学校、幼稚園を一つにまとめて「富岡第一・第二小中学校・幼稚園 <三春校>」という形で、富岡町から避難した子どもたちはこの仮設の学校に通っています。(上の写真参照)

工場跡地の中の事務棟を使った校舎

これは「避難先で避難元の(仮設の)学校に通っている」という、ちょっと不思議な状態なんですが、子どもたちにとっては避難先の三春町がすでに「第2の故郷」になっていて、本当の故郷の富岡町は「帰る所」というよりも「行ってみたい所」という感覚に近いのだそうです。

久保田彩乃さんと「富岡第一・第二小中学校・幼稚園 <三春校>」の子どもたちが、その「行ってみたい富岡町」に実際に行ってみて、復興のために活動している人々にインタビューするなどの取材をして、ラジオ番組を制作しています。

原発事故がなければ通うはずだった「富岡第一小学校」でラジオ番組の取材

こうして制作されたラジオ番組が大晦日に下記の通り放送されます。

放送局はおたがいさまFM。(←このリンク先からネット経由で聞けます。)

福島から離れた地域では徐々に「過去のこと」になりつつある原発事故ですが、福島ではまだまだこうした現実があるんですね。詳しい内容は是非番組サイトでご視聴ください。

12月14日放送分は、15日の16時まで無料会員登録(ブロンズプラン)でご視聴いただけます。それ以降、および番組開始から60分を過ぎる部分のご視聴には、シルバープラン以上の有料会員登録が必要です。

検察と正面から闘ってきた国会議員、森ゆうこ氏が語る詩織さん準強姦事件。それは政権、行政、司法、メディアが一体となったシステムとの闘い!(2017/12/13)

12月13日のニューズ・オプエドは、伊藤詩織さんの準強姦事件についての「超党派議員の会」を立ち上げた自由党参議院議員の森ゆうこさん、そしておなじみの公益社団法人「自由報道協会」代表の大貫康雄さんをゲストにお迎えしました。詩織さんの事件を中心に、日本の政治、行政、メディアに関する問題についてじっくりお聞きしました。

【アシスタント 義山望】
森さんは伊藤詩織さん事件で「超党派議員の会」の立ち上げに関わっていますけれども、このきっかけは何だったんでしょうか?

【森ゆうこ議員】
そうですね…この特別国会短かったですけれども、総理の所信表明の前後に、ある議員から「伊藤詩織さんの事件で国会議員は何もしなくていいのか」と相談を受けまして、私も何かやらなければという思いがあったので、急遽お声がけをしまして、維新の会以外の全ての野党から呼びかけ人になっていただきました。すでに3回目で、つい先日の3回目には伊藤詩織さんご本人にも来ていただきました。

【上杉隆アンカー】
オプエドではこの問題は半年前からやっていますが、3回目の会議には取材に行き、その日の夕方柚木議員に番組に来ていただきました。その時も聞いたのですが、与党の方は入ってこなかったんですか?

【森議員】
すぐ立ち上げたかったので、呼びかけ人のことは自民党・公明党さんにはお声がけをしておりませんが、衆参の全ての国会議員に会のご案内は出しています。が、与党の参加者はいらっしゃいません。

【上杉】
これは与党・野党の話じゃないと思うのですが…女性の人権、行政の暴走による立法府への挑戦と考えれば、与野党関係ないですよね?

【森議員】
性犯罪に関する刑法の改正で厳罰化が行われたばかりであるにも関わらず、それをあざ笑うかのように、当時の刑事部長である中村格氏の判断で、逮捕直前で執行が停止されたということで、結局不起訴になり、検察審査会でも不起訴相当が出たんですけども、はたしてそれは適正だったのか?…このジャーナリスト、山口さんは総理の一番のお友達ですから。公権力の行使が歪められたのではないか?このことをチェックするのは国会の非常に大きな役割だと思います。

【上杉】
今回の件で不思議なのは、一度決まった行政の執行を直前に止めるという…こんなことは過去にありますか?

【森議員】
聞いたことがないですよねえ。3回の会議で警察庁に繰り返しきいたのが、「逮捕状の停止というのはどれほどあるのか?」ということなんですが、なかなか答えようとしないんですが、先日共産党の女性議員が非常にいい聞き方をしてくださって、次回は持ってこざるを得ないというところまで追い込んでくれたので、年明けになりますが、これがいかに特殊なことなのかがわかると思います。こういうことはすぐに真実がわかるというものではないんですが、国民が納得できるようにすることが国会議員の重要な仕事だと思ってます。

【大貫康雄氏】
日本は民主主義の国としては非常識だらけなんです。私がロサンゼルスにいる時、「陪審員になれ」と言われたことがあったんですが、いろんな克明な証拠が警察から出されます。伊藤詩織さんの事件はどんな証拠が検察審査会で出されたのか、それが全くわからない。これはどう考えてもおかしいですよ。

【上杉】
今大貫さんが指摘したところなんですが、これは小沢一郎さんの時の(右)は審査補助員の名前がある。

【上杉】
この人が第三者的な立場でこの審査会で何をやったのか、どういう形で話したのかの証人になるわけです。ところが今回の事件(左)では審査補助員の名前もない、人数も分からない。こうなると本当に検審をやったかどうかさえ、誰も証明できないわけですよ。「男女比は7:3だ」とか言われてますけど、それも確認できない。こんなブラックボックスでやられた検審は過去に例がないんじゃないか?

【大貫氏】
アメリカでは匿名で陪審員が発言できますが、日本ではそれも出来ない。これだと勝手にいいようにやられますよ。どう考えてもおかしい。

【森議員】
この「ブラックボックス」という詩織さんの本の題名ですけど、検察審査会というのは、この民主主義、情報公開の時代でも、本当に何もわからないんですね。本当に開かれたのか、くじで審査員が選ばれることになっているが、公正に選ばれているのか、証拠はきちんと提示されたのか…こうしたことが何もわからない。確かに検察審査会法上非公開なんだけど、それを盾に完全にブラックボックスにされています。

ただ、「なぜ審査補助員がいないのか?」という点については、小沢さんの時には2回「起訴相当」が出て、強制起訴になったのですが、そういう時には必ず審査補助員を入れなきゃいけないことになっているのですが、普段は必ずしも審査補助員がつくわけではないんです。私は検察審査会法の改正案を出したことがあって、残念ながら廃案になってますが…もう一回、このブラックボックスの検察審査会、そしてその前の警察・司法行政、これが本当にきちっと公正に行われたのかということについて、もっとみんなで意識を持っていただいて…特にマスコミのみなさんには検証していただきたい…我々もやりますけどね。

【上杉】
基本的にマスコミはあてにしないほうがいいと思うんですけども…制度設計上の問題は新しい法律ができるとどうしてもあるんで、森さんが指摘されたところはまさにそうですし…。あとは証拠を恣意的に見せてもいい、見せなくてもいい、今回の場合は詩織さんが都ホテルから引きずられている動画を、はたして見せるか見せないかで、審査員の心象がまるで違ってくるんで、それが確認できるような制度をぜひ作っていただきたいですよね。

【森議員】
少なくともどの証拠を使ったのか、それから先程(大貫さんが)おっしゃってた、アメリカの陪審員は匿名でいろんなインタビューに応じることができる、でもこの検察審査員は本当に何も喋っちゃいけない、審査員の存在を疑っている人すらいる…こういったことをできるだけオープンにする法改正をやらなくちゃいけないと思っています。

【大貫氏】
私は公共放送のあり方の制度を、国会の場で見直してほしいと思います。今は放送法などの理念が安倍政権によって歪められてしまってます。安倍総理はNHKの会長、経営委員長、日銀総裁、内閣法制局長官…こういう人事を意のままにしました。これは民主主義の破壊なんですよ。そういう人事のあり方をもう一度見直して、制度を作り直して欲しい。マスコミの水準を上げないと、民主主義の向上のありえないから。

【上杉】
メディアの水準はオプエド見てる人は上がってるんで…日本のメディアはもう無理なんで(笑)、オプエドの視聴者のほうで、健全なジャーナリズムを広げていただきたいですね。

【上杉】
ところで森ゆうこさんと言えば、検察の追及。これ、けっこう大変なんですよ。国会議員が警察・検察を追求する、これは口で言うどころじゃない。ここと戦うのはみんな腰が引けてたんです。ところがこの森ゆうこさんの戦いで、検察も随分変わったところがあるんじゃないかと言う声もありますが、どうですか?

【森議員】
なかなか難しいですね。今回この伊藤詩織さんの事件の「超党派の会」を立ち上げましたが、うちのスタッフからも言われたんですが、「この事務局は私しかやれない」と。検審の法改正関連のことをやったこともあるし、検察、法務省、最高裁とも相当やりとりをした…でも、私も怖くないと言えば嘘になります。全く何の罪もない人を犯罪者にすることは簡単です。色んな経験を踏まえて、そのことを痛感しました。冤罪も、罪のもみ消しも、逆ですが全く同じ問題なんです。

私は「国家の私物化三点セット」と呼んでますが、「森友、加計、詩織さん」。アベトモ、安倍さんのお友達はとにかく優遇され、行政が歪められる。中でも一番最悪なのはこの詩織さんの問題。要は国家の私物化、安倍政権による独裁の象徴なんですね。私のところにも「まだそれやってるのか」「とうとう森ゆうこはその問題にまで手を出したのか」なんて言うご批判をいただきますけれども、上杉さんがおっしゃるとおり、根っこは同じなんですよ。その独裁を止められないと、その国家には必ず悲劇が起きる…ちょっと大袈裟かもしれませんけど、そう思ってます。

【上杉】
国のモラルハザードのあとに来るのは独裁、そのあとには戦争…そういうことになる。この番組でもずっと警告してるんですが…。

【大貫氏】
私は繰り返し言ってるんですが、冷戦時代、クーデターが起きて最初に占拠されるのは、国営放送。そのくらいテレビ、放送局は重要なんです。あっという間に洗脳できますから。意識してる人でも洗脳されます。その怖さを認識してほしいんです。

【森議員】
ここは正念場だと思います。他にももちろん重要な問題はありますが、ここ(詩織さんの問題)が今の政治の問題の本質。そこに更に出てきたスパコンの問題もありますが、それも結局アベトモ事件。逆に安倍さんのお友達でなくなると、籠池さんのように4か月も不当に勾留される…あるいは山口(敬之)さんも、もう危ないんじゃないですか?じゃまになったら、もう…。

【大貫氏】
森友問題でゴミ処理を理由にして、1/10の値段で売却しようとしたことなども、その背景をきちんと報道しなきゃいけないんですよ。そういうことが決定的に欠けてる。だからいろんな議員がきちんと追求しても、それが国民に伝わらない。そこが問題なんですよ。

【上杉】
今日ここに出してたこの本、2009年に出した「最初に検察の検事の名前を出した本」なんです。

そして当時出演していた「新報道2001」で「捜査する人間もちゃんと名前を出して捜査しろ」と言ったら、その場で番組降ろされたんです。つまり、記者クラブメディアは検察の側についてるんですよ。ここがなかなか皆さんわからないんですよ。政治家の方も、一般視聴者も…オプエドを見てる方はわかってると思いますけどね。記者クラブというのは、メディアじゃなくて、ジャーナリズムじゃなくて、権力の側の広報なんですよ。つまりこの認識があるかどうか。

これがなければ…日本のメディアは全員、報道ではなく、広報をやってるんです。それに気付いてないのは日本人だけ。だから早く気付いたほうがいいと20年間いい続けてますが、結局気づかなかったですね。詩織さんが「山口氏と戦うんじゃなくて、システムと戦うんだ」と言ってましたが、結局ぶつかるのはここなんですよね。森ゆうこさんの活動もメディアが応援するはずなのに、表向きは「頑張ってください」とか言っても、裏ではリークが(検察サイドに)流れるわけです。

このあとは有料時間帯となりますが、上杉が「痴漢冤罪なんか簡単にでっち上げられるんだぞ」とかつての上司である鳩山邦夫法務大臣(当時)の秘書官から警告された話など、さらにティープに語っています。そちらの方はよろしければ有料会員登録の上、ご視聴ください。

12月13日放送分は、14日の16時まで無料会員登録(ブロンズプラン)でご視聴いただけます。それ以降、および番組開始から60分を過ぎる部分のご視聴には、シルバープラン以上の有料会員登録が必要です。

権力の独裁・腐敗を生む小選挙区制は日本には合わない!元衆議院議員、小林興起氏が選挙制度に関する持論を力説(2017/12/12)

12月12日のニューズ・オプエドは、元衆議院議員の小林興起さんをゲストに迎え、選挙制度に関する持論を語っていただきました。小林さんは2005年のいわゆる「郵政民営化選挙」の時に、同じ自民党でありながら当時の小泉総理に反対し、公認を取り消され、刺客候補を立てられて落選する経験をされています。その経験から、小選挙区は権力の独裁・腐敗につながり、現在の森友学園問題などのスキャンダルにもつながっていると指摘します。

【アシスタント 義山望】
衆議院選挙では小選挙区比例代表並立制が導入されていますけど、この選挙制度についてどのように感じておられますか?

【小林興起氏】
日本の政治がこんなにもレベルが下がった原因の一つは、明らかに小選挙区制を導入したからですよ。私は「中選挙区がいい」と、小選挙区には反対したんですが、それを「守旧派だ」と言ってマスコミは批判したんですね。昔は「政治にお金がかかりすぎる」とかなんとか言われてましたが、昔の政治腐敗は個人の問題だった。しかし今は権力そのものがおかしいとか、自由な意見がいえないとか、政治の根幹がこの選挙制度によって壊れたんですよ。

もし中選挙区のままだったら、1回や2回は落ちることがあったとしても、私は今なお自民党のバッジを付けていますよ。私が落ちた原因は小選挙区制のもとで、小泉さんと言う権力者に逆らったからですよ。しかもアメリカの要求する郵政民営化を「郵便局が便利になる」なんてマスコミと一緒に国民を騙して、それに反対した私や、いずれ総理になると言われていた亀井さんや平沼さんを追放したんですよ。これは小選挙区で、一つの選挙区で一人しか公認できない事に問題がある。昔の中選挙区制なら、追放されても無所属で当選できました…真面目にやっていればね。

そういうことを考えても、これほど多くの人材を自民党から叩き出したことことに対して、誰からも「おかしい」という声が出ないじゃないですか。「権力者に逆らったら、党から叩き出される」…このことを日頃言論の自由だ何だと言ってるマスコミが全く批判しない。結果、「権力者には誰も逆らわない…逆らったら党から叩き出されるから」という、悪しき伝統が出来てしまった。日本は小選挙区制が全く向いてない国なんですよ。

イギリスのような小選挙区の国で、そんなことにはなってないですから。サッチャーという有名な首相がいましたが、サッチャーに反対する意見があってもサッチャーは「出て行け」なんてことは出来ない。イギリスではそれが保証されていたんです。

昔の自民党は総理の意見に反対しても、怒られたり、大臣になれないとかはありましたが、それ以上のことはなかったですよ。先日トランプさんが来ましたが、なんですかあれは。まるで占領地のように横田基地から来るなんて、ふざけたやり方。あんなことは以前はなかったし、日本の国会議員が許さなかった。今はみんなが総理に忖度して、ゴマをするからああなる。小泉さんが我々を追放したように、自分たちも追放されるという恐ろしさがあるから。

森友学園とか、ああいう問題にしても、誰も本当のことを言わない。総理が悪いんでしょう?…天下の財務省がなんであんなことになったのかと思いましたが、人事権を全部握られた上で、総理の奥さんから要望が来てるんだから、そりゃ「出来るだけのことをします」となりますよ。出世するために皆権力に迎合するんだから。

奥さんを使った総理大臣なんていないですよ、日本に。野党はなぜそこを追求しないのか。「国会に呼べ」だけでなく、総理婦人に公務員を付けて仕事をさせてもいい、と総理が思っている事自体が政治の腐敗ですよ。そのことを国会議員が批判しない。すれば私のように「出て行け」と言われかねないから。中選挙区制も問題はあったかもしれないが、少なくとも「お前出て行け」なんてことはなかった。この小選挙区制で選挙をやっている限り、自由な発言が出来ない…議論できないんだから。

【若新雄純アンカー】
中選挙区制の時は自民党の中に派閥があって、お互いに監視し、自浄作用があった。小選挙区になった以上は、もっとちゃんと政権交代ができる「二大政党制」になって、いつでも政権交代できる体制が必要だったのでは?「下手をすれば野党に転落する」という緊張感があって、初めて小選挙区制の意味があるんでしょうけど、これだけ野党が弱すぎると、自民党の好き放題になってしまう…。

【小林氏】
時の政権党に対して「違う」というならば、政策が違わなければ意味がないでしょう?でも結局民主党政権の時も「消費税は上げます」って…同じことしかやらないんですよ、この国では。アメリカに対して、地位協定みたいな無茶苦茶な条約に対しても「おかしい」という野党がいない。沖縄の人はあんなに苦しんでるのに、全部回りを見て人と同じことを言うから。政党の違いなんかないんですよ。

そういう国では政権党の中に沢山のグループを置いて、批判し合えばいい。その中にどうしても収まらないなら、共産党のように外でやるのもいい。でも、共産党が政権を取るとは、誰も思わないじゃないですか。

このあとは有料時間帯になりますが、小林さんが一時民主党の比例から立候補した時も、結局同じ原因で同じ問題を経験したと語りました。そちらの方はよろしければ、有料会員登録の上、ご視聴ください。

12月12日放送分は、13日の16時まで無料会員登録(ブロンズプラン)でご視聴いただけます。それ以降、および番組開始から60分を過ぎる部分のご視聴には、シルバープラン以上の有料会員登録が必要です。