《ヴォイス・オブ・フクシマ》福島第一原発の立地自治体である大熊町に建築中の新町役場の総工費は27億円!一方で避難者の仮設住宅は来年3月で打ち切り…これってどういうこと?!(2018/05/31)

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読むオプエド Vol.085

《ヴォイス・オブ・フクシマ》
福島第一原発の立地自治体である大熊町に建築
中の新町役場の総工費は27億円!一方で避難者
の仮設住宅は来年3月で打ち切り…これって
どういうこと?!

2018/05/31

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ヴォイス・オブ・フクシマの中継はおなじみのラジオパーソナリティ久保田彩乃さんの、福島第一原発の立地自治体である大熊町からのリポートです。

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【久保田彩乃氏】
今日は双葉郡大熊町に来ています。大熊町は福島第一原発が立地する町。私がいるところは大熊町の中心部でもともと役場があった大川原地区というところなんですが、福島第一原発からはだいたい3kmぐらい離れています。

見てのとおり私は普通の格好でここに入れているのですが、このあたりは「居住制限区域」と呼ばれていて、今年の4月からは準備宿泊というものが始まっています。これは住民の方たちが町に申請をすれば自宅に帰って宿泊ができるというもので、町としては来年は居住制限区域と避難指示解除準備区域…帰還困難区域を除いた比較的線量が低い2つの区域に関しては、来年の春には避難指示を解除したいという方針にしていまして、そのために準備宿泊を行っているという段階です。

この地区には370人ぐらいの住民登録があるんですが、準備宿泊をしたいと言う申し出は、わずか16人だったということです。

…この奥に大熊町役場の連絡事務所があるんですが、実は今大熊町の役場機能というのは会津若松市に移転してます。ここからはだいぶ離れてるんですが、ここには町の連絡事務所があるわけです。

この道路を挟んで反対側では工事をしているんですが、ここに役場の新庁舎を建てているんです。これを来年の3月までに完成させて、町を復興させていこうということを役場としては進めていきたいわけです。なんと総工費は27億円!…大規模な工事になっております。

〜中略〜

【久保田氏】
実は町の方で住民の皆さんに「大熊町に戻りたいですか?」というアンケート調査をしたのですが、将来も含めて戻りたいという意志がある人は全体のわずか1%でした。戻らないと決めている人と、迷っている方をあわせて6割強。戻らないと決めていると答えた方の理由は「避難先での生活基盤が安定したから」ということなんですね。

ご覧の通り、医療体制も整ってない、スーパーもコンビニもない、子どもたちにとってはやはり線量の問題も気になる、という現状では、避難解除したからと言って、住民の人達が生活できるかというのは、想像しただけでわかりますよね。


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