《ヴォイス・オブ・フクシマ》震災・原発事故の影響で失われつつある福島の伝統芸能について、民俗学者 懸田弘訓氏に訊く(2018/05/10)

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読むオプエド Vol.073

《ヴォイス・オブ・フクシマ》
震災・原発事故の影響で失われつつある福島の
伝統芸能について、民俗学者懸田弘訓氏に訊く

2018/05/10

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ヴォイス・オブ・フクシマの中継は、おなじみの久保田彩乃さんが民俗学者の懸田弘訓に、失われつつある福島の伝統芸能についてお話を伺いました。

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【久保田彩乃氏】
今日は二本松市にある民俗学者の懸田弘訓(かけた ひろのり)さんのお宅にお邪魔してお話を伺っていきます。

懸田さんは長年民俗学を専攻されていらっしゃいますが、震災後特に浜通り(沿岸地域)では、自身、津波、原発事故により本当に多くの伝統芸能が消えてしまったり、存続の危機にさらされている状態です。

福島県内の民俗芸能、伝統芸能というのは、現時点でどのぐらいの数あるんでしょう?

【懸田弘訓氏】
どんどん減ってましてね、震災直前は団体数で約800団体。芸能の数では千ぐらいと言っても良かったと思います。このうち浜通りにあったものが360ぐらいですが、津波と原発事故の放射能が原因で、いわきより北ではほぼ全部が避難したために、360のうち210がほぼ継続できない状態が続いております。

そのうち70団体は一旦は復活しました。ですが1回、2回でまたやめてしまったところもあります。原因は一つは住民がバラバラに避難していること。原発から3~5kmの浪江町の住民は、和歌山県と鳥取県以外の全部の都道府県、北海道から沖縄まで全国に避難しています。

芸能を維持するためには練習が必要ですが、そのために集まることが非常に困難な状態なのです。


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伝統芸能の消滅…震災・原発事故の容赦ない爪痕がここにも現れているんですね…。