スバル燃費データ改ざん問題で社長交代…でも責任は取ってない!? 財務省と同じく問題を起こしてもトップが責任を取らないのは日本の伝統文化か?神領貢氏、波頭亮氏に訊く(2018/05/08)

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読むオプエド Vol.71

スバル燃費データ改ざん問題で社長交代…でも
責任は取ってない!? 財務省と同じく問題を起こ
してもトップが責任を取らないのは日本の伝統
文化か?神領貢氏、波頭亮氏に訊く

2018/05/08

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今回の特集はスバル燃費データ改ざん問題についてニューモデルマガジンX編集長の神領貢さんに伺いました。もう一人のゲストとして経営コンサルタントの波頭亮さん、レギュラー陣は山口一臣アンカー、義山望アシスタント、上杉隆エグゼクティブ・プロデューサーです。

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【義山望アシスタント】
ここからは神領さんに、スバル燃費データ改ざん問題についてお伺いします。3月2日に記者会見で公表された「完成検査の不正が明らかになった」ということですが、これはどういう記者会見だったのか、教えてください。

【神領貢氏】
日産とスバルが完成検査で不正をしていたというのを国交省が見つけたんですね。完成検査というのは、ラインから出来上がった車が出てきた時に「このクルマはちゃんと国の基準に適合しているか」をチェックする検査ですが、その検査は社内の資格を持ってる人が出来るんですね。しかし人件費の削減などの理由で、社内資格を持ってない人がやっちゃってたと。

ただ、例えばアメリカに行くものは、日本のような完成検査を求めていないのです。で、日産の社長は「うちの車は品質を満たしてます」と言っちゃった…これで火を吹くわけですけども…。

「日本で入れる場合は資格を持った人が検査しなさい」というところを、日産とスバルはやっていなかった、というのが3月の話。ところがこれには続きがあった。それはその完成検査の排ガスの最終チェックの数値をいじっていた…これが4月になってから発覚したスバルの事案です。

【山口一臣アンカー】
その数値をいじったクルマが市場に出てしまったということなんですね?

【神領氏】
4月末の会見では、「スバルの社内規定のほうが国の規定より厳しいので、数値がスバルの規定を超えていても国の規定には入ってます。だからどなたの手に渡ったかはわからないが、数値が改ざんされたものも含めて安全です」と言っていました。

【山口アンカー】
なぜメーカーではそういう完成検査の不正をしようという力が働くんですか?

【神領氏】
…正直にやればいいじゃないですか?問題があれば一旦降ろして、そのクルマは直してから出せばいいわけで…。

今回スバルさんは報告書を出しているんですが、かなり分厚いんでものすごく簡略化して言うと、「現場の人達が、上司…ラインの責任者に怒られるのが嫌だった」ということがスバルさんの場合には長らく続いていたと。そういうことが社内でなかなか言えない…自動車メーカーは古い体質が多いものですから、今回もそれが理由であると報告書には書いてあります。

〜中略〜

【義山アシスタント】
波頭さんはこの問題はどう思われますか?

【波頭亮氏】
組織の問題だよねえ…これは本来なら「よく見つけた」と褒めてもいいぐらいで、それが「出ちゃ困る」と怒るというのはダメだよね。でも、大企業、大組織って、どこでもこうなってるよね。

でも役所がこうやって怒ってくれるからいいけど、怒る側の役所が文書改ざんしてるんだからね。「お前らだって公文書の改ざんしてるじゃないか。我々は多少不正があったと言っても、まだ国の基準には収まっている。お前ら役人が何を偉そうに言ってるのか」…と僕が社長や担当者ならそう思うだろうね。


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日本の大組織のモラルハザードは来るところまで来た感じですね。スバルの問題が話の発端でしたが、政府や官僚組織の腐敗・崩壊ぶりはそれどころの騒ぎじゃない感じです。このまま行くと日本はどうなってしまうのでしょうか?どこまで行けば自浄作用が働くのでしょうか?