反捕鯨映画「ザ・コーヴ」のアンサームービー「ビハインド・ザ・コーヴ」の八木景子監督に製作の裏話、捕鯨問題に関するあれこれを訊く(2018/05/01)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

読むオプエド Vol.065

反捕鯨映画「ザ・コーヴ」のアンサームービー
「ビハインド・ザ・コーヴ」の八木景子監督に
製作の裏話、捕鯨問題に関するあれこれを訊く

2018/05/01

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

和歌山県太地町で行われている追い込みイルカ漁を批判した映画「ザ・コーヴ」の反証ドキュメンタリー映画「ビハインド・ザ・コーヴ」の監督、八木景子さんをゲストにお迎えし、映画と捕鯨問題についてお話を伺いました。レギュラー陣は乃木涼介アンカー、義山望アシスタント、上杉隆解説委員です。

———————————-

【義山望アシスタント】
八木さんに、2015年9月に上映されたビハインド・ザ・コーヴ、捕鯨問題についてお話を伺います。まずはビハインド・ザ・コーヴの予告編の映像がありますので、御覧ください。

映画『ビハインド・ザ・コーヴ~捕鯨問題の謎に迫る~』予告編

【乃木涼介アンカー】
はい、今日はマイケル・ムーアさんにお越しいただきました(笑)。

【義山アシスタント】
「女・マイケル・ムーア」と書かれてましたけど(笑)…日本の捕鯨を厳しく批判した映画「ザ・コーヴ」のアンサームービー、反論映画ということですけども、この「ビハインド・ザ・コーヴ」を制作しようと思ったきっかけは何だったんでしょうか?

【八木景子氏】
コーヴという映画は見てなかったし、元々イルカを食べる習慣もなかったのですが、私は単に2014年に国際裁判で「調査捕鯨が商業捕鯨の隠れ蓑ではないか?」ということで日本がオーストラリアに訴えられて敗訴したという報道を見て、どういうことなのかと疑問を持ったんです。見てみたら、捕りすぎて裁判にもって行かれたというよりも、規定よりも捕獲量が少ないことで「これで本当に科学調査しているのか?」と訴えられて負けてしまったんですね。関係者に話しを聞けば聞くほど、理不尽なことが重なって…その延長線で映画ができちゃったということなんですよ、簡単に言うと。

【義山アシスタント】
たった一人で取材して、カメラを回されてということで、苦労されたんじゃないですか?

【八木氏】
太地町にコーヴのあとにメディアの方が押し寄せてきて、アレルギー状態になってたんですよ。でも私は「映画ができるまでの辛抱」と思って、信じてもらえる日を待っていたんですけど…その理解してもらえるまでが一番苦労したところじゃないでしょうか。本当なら一番喜んでもらえるはずの人たちにそうは思ってもらえないというところが、一番つらいですよね。

【乃木アンカー】
先程のビデオに「ライトウイングだ」と、向こうの報道で…。

【八木氏】
ニューヨークの映画評で「ライトウィング・マイケル・ムーア」って書かれて…(笑)。アメリカ人のマイケル・ムーアがホワイトハウスを批判するとライトウイングにはならなくて、私が批判するとライトウイングになるんだなと思って、面白く読ませてもらいましたけど…(笑)。

【上杉隆解説委員】
ホワイトハウス批判すると「ライトウイング」になります?

【八木氏】
要するに私の映画が日本政府側だということで…「捕鯨賛成=日本政府側」という風に取られるみたいですね。


当ブログでの掲載はここまでです。続きはメルマガ「読むオプエド」をご購読ください。初月無料です。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

「ザ・コーヴ」と「ビハインド・ザ・コーヴ」両方共見てみたくなりましたね。ドキュメンタリー映像だからなんでもありのままを客観的に伝えているなんてことはなく、製作者の意図次第でどうにでも洗脳映像が作れてしまうところが映像作品の怖いところです。こうした社会問題で全く逆の立場から同じテーマを扱った作品があるというのは、とてもいい機会なのではないかと思いました。