終始友好ムードで終了した南北首脳会談…しかし外交は表に出ない水面下の交渉が8割。国際ジャーナリスト蟹瀬誠一氏が首脳会談を深読みする(2018/04/27)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

読むオプエド Vol.064

終始友好ムードで終了した南北首脳会談…
しかし外交は表に出ない水面下の交渉が8割。
国際ジャーナリスト蟹瀬誠一氏が首脳会談を
深読みする

2018/04/27

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

ゲストに国際ジャーナリストの蟹瀬誠一さんをお迎えし、南北首脳会談についてお話を伺います。レギュラー陣は乃木涼介アンカー、川島ノリコアシスタント、上杉隆解説委員です。

———————————-

【蟹瀬誠一氏】
今回の首脳会談は、その前に行われた中国と北朝鮮との首脳会談と比べたら、「金正恩のお披露目の場」ですね。米朝首脳会談の環境整備というのも確かだろうと思うし、もう一回目の会談でかなり文言は固まってるんじゃないかという気はしますね。

僕が不思議に思ったのは、南北、米朝の首脳会談の流れがあまりにもスムーズにつながっていること。これは何か見えない力が働いているに違いない…なんだろうと考えると、3月末の中朝の首脳会談ですが、金正恩と習近平というのは、メチャクチャ仲が悪いんですよ。「こんなやつとは絶対会わない」と思っていたところが、急遽あの通り会うことになった。

中国にしてみれば交渉の主導権を復活したいというのがあるだろうし、金正恩にしてみると、トランプは何をやってくるかわからないので、中国を後ろ盾にしていれば今度の南北、米朝の会談もわりと強気で出られると言うような読みはあったと思う。

ポイントはなんでそれだけ怒っていた習近平が金正恩に会うことになったのか?…相当ゴージャスなお土産を持たせて、国賓待遇だったでしょ?この意味は一つしかない。金正恩は核放棄を約束したということ…と僕は推測します。確実な情報ではないけどね。

中国が今後後ろ盾になって、中国式の改革開放政策を進めていく、ということではないか…がっちりタッグを組んで。

【乃木涼介アンカー】
ということは、中国がアメリカと連絡を取って「中国が核政策を止めさせた」みたいな…?

【蟹瀬氏】
それが事実でしょう、多分。どのぐらいアメリカとつながっていたかは、これからの米朝首脳会談を見ていけばわかると思いますが。文在寅大統領は完全に北寄りですよ。おそらく「北・中国派」に韓国もつく。アメリカとの距離は微妙になるかな。

最近になって明らかになったんだけど、1987年に「連邦国家構想」というのがあった。北と南は共存しながら連邦国家として、一つの国でやっていこうというもの。


当ブログでの掲載はここまでです。続きはメルマガ「読むオプエド」をご購読ください。初月無料です。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

「外交は水面下の交渉が8割」という蟹瀬さんのお話、本当にそのとおりですね。友好ムード全開の南北首脳会談でしたが、過去の経緯や周辺国の思惑を考えると、そんな単純なものじゃないことがよくわかります。でも、隣国の日本人としては、なんとしてもこのまま平和裏に事が進んで欲しいですね。安倍政権には「頼むから余計なことはしないでくれ」と言いたいです。