日本のプロゴルフ界は30年遅れてる…プロゴルファー タケ小山氏が様々な問題点を指摘!(2018/02/26)

2月26日のニューズオプエドは、プロゴルファーのタケ小山さんをアンカーにお迎えして、「タケ小山のザ・スポーツ」をお送りしました!特集としてお聞きしたのは、「日本女子プロゴルフ協会のプロテスト受験年齢変更」について、そして「マスターズにみる、プロゴルフ本来の姿」です。


【タケ小山氏】
前半は日本女子プロゴルフ協会のプロテスト受験年齢が、19年度から変更になりますよ、という話。変更点は現行では18歳以上でないとプロテストを受けられなかったのが、17歳に引き下げ。高校生の時にプロテストを受けて、高校卒業時にはプロとして活躍できる。いいでしょ?

【アシスタント 川島ノリコ】
なんか、怪しいですよね…(笑)。

【タケ小山氏】
…怪しいですね。表の下の方にQT受験資格というのがありますが、QTと言うのはクオリファイリング・トーナメントの略。つまり予選会です。来年度の出場順位を決めるものです。これが変更前(現行)は「18歳以上LPGT非会員でも受験できる」となっています。これが変更後は「17歳以上LPGA会員のみ」になっています。…あれ?どうもよくわかりませんね。

プロテストとQTは別のものなのか?今まではプロテストに合格していなくても、QTで50位以内ぐらいに入れば、試合には出場できていた。ところがこれを「プロテストに合格した者だけがQTに出れる」ということに変えたのです。では、どのぐらいの人がプロテストに合格するのかというと…。

【タケ小山氏】
可愛いですねえ。これは去年のLPGAのプロテストに合格した人数。トータル24名。20位タイの者までが合格するんです。つまり、この20位タイまでの二十数名しかQTに行けなくなっちゃったってことです。これまでは2〜300人でQTをやってふるいをかけていたものが、プロテストに合格した20人ほどしか行けなくなちゃったんです。

これはひとつは、QTばっかりになっちゃうと「プロの資格なんていらないじゃん」と思う人が増えちゃったことがあります。海外勢はみなQTの方に来ちゃうんですよ。でも昔からこれ(プロテストに合格しないと試合に出れない)をやっていたのならともかく、今までQTでオープンにやっていたのに、「これからはプロテストに通らないとダメですよ」という20年前の日本に戻っちゃうという…「この協会の姿勢って何なんですか?」ということなんですよ。…こんなにしゃべっちゃっていいんですかね?


…ということが概略なんですが、タケ小山さんによると「日本のゴルフ界は30年は遅れてる」とのことでした。番組では更に詳しく掘り下げた話をされていますので、是非番組サイトでご視聴ください。

さて、もう一つの話題は「マスターズにみる、プロゴルフ本来の姿」。


【タケ小山氏】
USPGAツアーは47試合あります。賞金総額が約400億円。その47試合のうちPGAの管轄外があります。それが4大メジャーであるマスターズ、USオープン、ジ・オープン、PGAチャンピオンシップ。

このうち4月に行われるマスターズは、1934年に始まってます。マスターズはオーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブでメンバーたちがお金を出し合って選手を呼んで始まりました。

オーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブ 12番ホール

【タケ小山氏】
ところが呼びたい選手が増えてきて、それだけでは賄えなくなった。そこで「ギャラリーの入場料が賞金になる」というビジネスモデルを作ったんです。

2015年のマスターズの総売上が約115億円。チケットの売上によって賞金が変わります。すなわち、スポンサーがいらない。4万人いるギャラリーのうち、一人が来なくても影響はないんです。だけど日本のトーナメントのように1社スポンサーで開催していると、その会社が倒れたらその試合はなくなってしまう。

このマスターズのやり方がスポーツ・ビジネスのベースになっているんです。ギャラリーからの収益が自分たちを支えているんだということになる。それがいちばん大事なんです。日本のプロゴルフ協会はそれをやらずに、ギャラリーをないがしろにしている。それではダメなんです。


…なるほど。日本のゴルフ界は世界の常識と比べて随分と遅れた部分が多々あるのですね。ジャーナリズムの世界と似ているのかも…?

このあとは有料時間帯に入りますが、大幅に時間を延長してタケ小山さんが視聴者からの様々な質問に答えてくれています。そちらの方も是非番組サイトから本編をご視聴ください。

2月26日配信分は、27日の16時まで無料会員登録(ブロンズプラン)でご視聴いただけます。それ以降、および番組開始から60分を過ぎる部分のご視聴には、シルバープラン以上の有料会員登録が必要です。


【お知らせ】

みんなで作る報道番組「上杉隆のザ・リテラシー」、次回は3月3日土曜の配信です。ゲストは合同会社アイキュベータ 代表社員の松田雄馬さん。先日オプエドにもご出演いただきAIに関する様々な興味深いお話を伺いましたが、さらにディープな話題が聞けそうですね。どうぞお楽しみに!

「ザ・リテラシー」の番組制作は、クラウドファンディングによって行われています。番組後半はクラウドファンディング支援者向けの限定配信となりますので、下記サイトからぜひ御協力をお願い致します。