民進党の分裂劇の裏で本当は何があったのか?南半球でバカンス中の上杉に代わって、立花孝志氏が詳細解説(2018/02/23)

2月23日のニューズオプエド後半の特集は、元NHK政治部記者の川崎泰資さんと「NHKから国民を守る」党の立花孝志さんに「野党」についてご意見を伺っていきます。


【アシスタント 川島ノリコ】
昨年の衆議院選挙で民進党が希望の党、立憲民主党、無所属の会に分裂しましたが、川崎さんはこのことをどうご覧になっていますか?

【川崎泰資氏】
民進党が分裂して希望の党を作った時の経緯…これはやってはいけないことをやったんです、はっきり言って。現実にある野党第一党を解体して、そのまま希望の党に預ける…前代未聞ですよ。こんなことを平気でやった政党から心が離れるのは当たり前であって、どう考えてもまともなのは立憲民主党しかないですよ。

この問題に関してはこの番組の主宰者である上杉さんが朝日新聞の取材に答えて、きちっと報告してますよね。あの時の民進党の前原代表は「安倍政権を食い止めるにはこれしかないんだ」と言ってあれをやったわけですが、これは安倍政権が「この道しかない」と言っているのと同じで、お粗末なんですよ。いくら上杉さんが道をつけてやっても、結論としてはそれは「第2自民党」を作るってことでしかないんですよ。憲法改正に反対の者、安保法制に反対の者は出ていってくれと言うんだから、安倍政権を倒すことにはならない。言ってることが嘘なんですよ。

【川崎氏】
第2自民党…保守2党論が彼の言ってることだから。彼(前原氏)は松下政経塾の出身で、松下自身が保守2党論ですから。育ちは隠せないね。だから「こんなのはインチキだ」と国民は見抜いたんですよ。そこで枝野が立ち上がって、立憲民主党を作った。何の準備もないのにあれだけの票を集めて第一党になっちゃうんだから。

【立花孝志氏】
これはね、僕は上杉隆君と親しくて、前原さんが上杉君と会う前から色々聞いていて、僕自身も選挙に立候補する可能性もあったので…。今川崎さんが言ったことと、上杉君の話は違ってるんです。もともとは「自民党の中から議員を引き抜こう」というのが先だったんですね。保守は大事なんだけど、安倍さんがやるのはまずいだろうと言うことで「打倒安倍」で集結したと。「安倍さんを倒すためには、自民党から引っ張ってこなけりゃいけない」ということで、そのひとりが福田峰之さんだったんです。最終的には自民党を割って石破さんを引っ張ろうとまで考えていたんですが、福田峰之さんが来てからあとの自民党のガードが異常に固かった。

前回の選挙で選挙区で落ちて比例で復活した人、風に乗って当選したけど、今回は危ないという感じの人に秋波を送ったんです。「次自民党から出ても当選できないよ。小池さんが今度出るから」と秋波を送って取り込もうとして、最初に取り込めたのが福田さんでした。9月の22日だったかな、金曜に会見をしたんですよ、若狭さんと細野さんが。でもその後の土日に自民党からの寝返りが全然なかったんです。そこで月曜の解散の前に「もう若狭、細野の二人には任せられない」ということで、小池さんが出てきて「リセット」ということになった。あの時自民党から引き抜けなかったという焦りが「リセット」に出てるんですね。

で、上杉君曰く、希望の党の「排除リスト」は官邸が出した偽物だったんですよ。その中に枝野さんの名前がのっていて、本当は枝野さんを排除する予定なんかまったくなかったのに…。

【立花孝志氏】
官邸はそこまで読んでて、自民党から引き抜きをさせないために、選挙が弱い人…寝返りそうな人にポストをつけて厚遇してるんですよ。小池さんはそこまで読めずに自民党の寝返り組を取り込めなかった。そこで自民はニセの排除リストを流して、枝野さんは「自分はもう希望の党には入れない」と思いこんで立憲民主党を作ったと。でも、立憲民主党には政権交代するほどの力はないから、官邸は「枝野は素晴らしい」と報道しろとメディアコントロールした。

あの9月解散、10月選挙というタイミングは小池さんは待っていたけど、安倍さんはさらにその裏をかいた。裏の裏まで作戦を練っていたから、安倍さんは民進党を分裂させることに成功して、こういう結果になった…。


奇しくも南半球でバカンス中の上杉に代わって、盟友の立花孝志さんが代弁してくれる形になりました。川崎さんの見方は一般的なリベラル派、立憲民主党支持者の代表的な認識でしょう。しかし、実際に舞台裏で起こっていたことはもっと複雑だったようです。このあたりの経緯はメルマガ上杉隆の「ニッポンの問題点」の中で『希望の党結党前夜の密談と排除の論理』と題して語られていますので、興味のある方は是非メルマガをご購読ください。

川崎さん、立花さんのお二人には、このあともまだまだ有料時間帯にまで渡ってご意見を伺ってますので、そちらの方は番組サイトで本編をご視聴ください。

2月23日配信分は、26日の16時まで無料会員登録(ブロンズプラン)でご視聴いただけます。それ以降、および番組開始から60分を過ぎる部分のご視聴には、シルバープラン以上の有料会員登録が必要です。


【お知らせ】

みんなで作る報道番組「上杉隆のザ・リテラシー」、次回は3月3日土曜の配信です。ゲストは合同会社アイキュベータ 代表社員の松田雄馬さん。先日オプエドにもご出演いただきAIに関する様々な興味深いお話を伺いましたが、さらにディープな話題が聞けそうですね。どうぞお楽しみに!

「ザ・リテラシー」の番組制作は、クラウドファンディングによって行われています。番組後半はクラウドファンディング支援者向けの限定配信となりますので、下記サイトからぜひ御協力をお願い致します。