「NHKの受信料裁判は実質NHKの敗北」「権力側が嫌がる情報は出さないのが明らか」新旧OBがNHKの現状をメッタ斬り!(2018/02/23)

2月23日のニューズオプエドは、元NHK政治部記者の川崎泰資さんと「NHKから国民を守る」党の立花孝志さんをお迎えし、昨年12月に最高裁判決が出たNHK受信料裁判について伺います。アンカーは山口一臣さんです。


【アシスタント 川島ノリコ】
立花さんには昨年12月の判決が出た直後にもゲストに来ていただきましたよね。

【立花孝志氏】
はい、僕にとっては美味しい話で、お陰で12月のYoutubeの再生回数は日頃の4倍になりまして、200万を越えました。とにかく凄い反響でしたね。多くの人が相当関心を持たれて、テレビでは出てこない真実を求めて、ネットに来てるのかなと思いました。

【山口一臣アンカー】
そもそも判決の意義というのはどういうものなんでしょうか?

【立花氏】
大手メディアでは「NHKが勝った」という報道でした。たしかに「お金を払え」という判決が出たという意味ではそうなんですが、中身については完全にNHKが負けていると。簡単に言うと「NHKが契約してください、と言った時点で契約が成立するんだ」というのがNHKがずっと言っていたことなんですが、これを最高裁は「駄目です」と。「契約してもらうためには、そのための裁判を地裁で起こしなさい」ということになりました。その間に被告がテレビを処分したら、その裁判は終わりなんですよ。NHKにとっては今後の契約が非常にやりづらくなったということで、私達NHKから国民を守る党では、その真実を発信しているという状況です。

【アシスタント 川島】
川崎さんはこの判決についてはどう思われますか?

【川崎泰資氏】
これは(NHKの)名目勝利、実質敗北ですね。一件ごとにちゃんと契約しないと認められないということですから、(契約はしないと)頑張る人が出てくると、NHKは一件ずつ訴訟を起こさなければならないのです。そうするとものすごい数になるので、全部訴訟を起こすとはとても思えないんです。結局とりっぱぐれになるケースが多いでしょう。

さらに私が言いたいのは、そのことよりこの最高裁の判決はだらしないということ。NHKは本来公共放送として、国民の知る権利に応えるものだということを言ってるんですが、実際にNHKがそれに応えていると思っている人がどれだけいるか?放送法の中身とか、ジャーナリズムには何ら言及していない判決なんですよ。そんなひどい判決なのに、メディアもそのことをほとんど取り上げない。こっちのほうが大問題だと私は思っています。

【山口アンカー】
最高裁の公共放送に対する判断が殆ど出てない、ということですね。

【川崎氏】
全く出てない。イギリスのBBCは国営放送だけど、公共放送なんです。BBCは「公共放送とは、こういうものだ」ということをはっきり打ち出して、「受信料を支払っている人は、BBCの共同経営者だ」というスタンスで、言い分を聞く、そのための番組も作る。少なくともNHKみたいに受信料を払わない人を敵対視することはないんです。罰金は課されますけどね。「公共放送とは何か」をきちっと打ち出して、受信料を払ってくれる人たちは我々の仲間だ、株主のような扱いなんですね。…こういうことが(先の判決には)全然出てない。メディアも取り上げない。これは不思議ですよ、私は。

〜中略〜

【川崎氏】
「災害の時にNHKがないと国民の生命・財産を守れない」という話も実質もう違ってるんです。例えば熊本地震の時、川内原発がある鹿児島県の震度は放送してないんです。酷いんだ…「パニックが起こるから」とそんなことをやってる。インチキが多いってことなんですよ。

【立花氏】
そもそもだって3.11の時、今立憲民主党の枝野さんが官房長官で「メルトダウンはしてません」と言ってたんでしょ?それを4ヶ月間NHKも一緒になって流してた。…「テレビっていうのは権力側が出して欲しくない情報は出さない」って言うことが、その時点で立証されてるんですよ。裁判官だって今時「NHKがなければ国民の生命・財産を守れない」なんて、おかしいと思ってますよ。法務大臣だってそんなことはないと思ってるけども、「わかっていても嘘をつかないと組織が守れない」から、嘘とわかっていてもそれに便乗する能力のある人が出世する。嘘をつけない正義感や責任感がある人は組織からはじき出される。…そういう人たちがネットで真実を発信していることに、多くの国民がやっと気づき始めたのかな、と…それがまさにこのオプエドという番組ですよね。


NHKの新旧OBのお二人が、NHKが抱える腐敗の構造をズバリと指摘してくれましたね。そしてそれは現在の様々な公的機関が、多かれ少なかれ共通して抱える問題だとも言えそうです。

さらに特集の前に中継で出演した笹野大輔ニューヨーク支局長からは、このNHKの問題に関して番組配信終了後に次のような情報が寄せられました。

【笹野大輔ニューヨーク支局長】
ニューヨークでは立花さんが理想としておられるNHKの有料放送がされています。
つまりお金を払っていない人は見られません。月々25ドルです。

川崎さん、立花さんのお二人には、まだまだ他にもNHK関連のお話を伺っていますので、是非番組サイトで本編をご視聴ください。

2月23日放送分は、26日の16時まで無料会員登録(ブロンズプラン)でご視聴いただけます。それ以降、および番組開始から60分を過ぎる部分のご視聴には、シルバープラン以上の有料会員登録が必要です。


【お知らせ】

みんなで作る報道番組「上杉隆のザ・リテラシー」、次回は3月3日土曜の配信です。ゲストは合同会社アイキュベータ 代表社員の松田雄馬さん。先日オプエドにもご出演いただきAIに関する様々な興味深いお話を伺いましたが、さらにディープな話題が聞けそうですね。どうぞお楽しみに!

「ザ・リテラシー」の番組制作は、クラウドファンディングによって行われています。番組後半はクラウドファンディング支援者向けの限定配信となりますので、下記サイトからぜひ御協力をお願い致します。