プログラミングまでこなす区議会議員!?唯一無比の「AI議員」を自認する伊藤陽平 新宿区議会議員がその活動を語る!(2018/01/25)

1月25日のニューズオプエドは、ゲストに新宿区議会議員の伊藤陽平さんをお迎えし、「テクノロジーと政治の未来」について伺いました。解説委員は上杉隆です。


【アシスタント 佐藤由季】
伊藤さんは「AI議員」として活動していらっしゃるということなんですが、具体的にはどのような活動をしているのですか?

【伊藤陽平議員】
基本的に「議員活動」とか得意じゃなくて、根が引きこもりなもんですから、家でコンピュータとかいじってる方が得意なんですよ(笑)。なので今はAIが熱いんで、自分でプログラムを書いて、なんかAIでできないかなと、日本で一番最初に始めたのが僕なんです。

【アシスタント 佐藤】
先日伊藤さんが更新されたブログの中で記載があった、「議案の審査を人工知能で代替する」というのはどういうものなんでしょうか?

【伊藤議員】
議会の仕事で「議案の審査」というものがあるんですね。それを私の分身として、AIに過去の私の議案のファイルを全部読み込ませた上で、新しい議案を読み込ませると、自動的に私と同じ結論が出る、と言うものを実験的に作ってみたんですよ。簡単とはいいませんが、2日ぐらい引きこもってプログラム書いたらできるんですよ。

【上杉隆解説委員】
結果は、今までの自分の政治方針と合致するんですか?

【伊藤議員】
合致しますね。私の場合は議案に対する態度がシンプルなんですよ。税金をあげるような議案は反対、規制をかけるもの反対、公務員の給料を上げるとかは反対…と、わかりやすいんですね。

ただ、私と同じことができるだけでは意味が無いんで…別にやったのは、新宿区に届いた区民の意見が膨大なデータベースになっていて、それをAIに読み込ませて実験したんですけど、その意見の分類、「これはいい意見、これは悪い意見」といった分類を、どんなに膨大な数でも秒速でできるんですよ。あと、アンケート調査の集計とかも人間がやると「これは行政にとって都合がいいから」などの主観が入るんですけど、客観的に扱えるようになるんで、これは意味があるのかな、と思ってやっています。

【アシスタント 佐藤】
伊藤さんは「エディテック社会」についても言及されていますが、このエディテック社会とはどういう社会なのでしょうか?

【伊藤議員】
これは「エデュケーション(教育)+テクノロジー」のことなんですね。私は教育政策を一番やりたくて議員になったんですけど、教育の世界にもAIを始め、テクノロジーがどんどん入ってきてるんですよ。このテクノロジーを使った教育が、実はものすごい成果を上げてるんですよ。私に知人がやってるベンチャー企業で「AIが先生になる」ということを世界で最初にやっています。タブレットが自動的に子供にあった問題をだしてくれる…タブレットが先生になって最適化されたものが出てくるんです。それで実験をやったところ、学校で習うよりもなんと7倍のスピードで学習ができたと。「学校行く意味あるんですか?」みたいな話になってくるんですよね。この「テクノロジーと教育」に私は力を入れてやっていこうと思っています。

〜中略〜

【アシスタント 佐藤】
子供たちにどういう新たな可能性を提示できるかという面で、インターネットで上での授業やe-ラーニングなどの教育方法があると思いますが、ここはどうお考えですか?

【伊藤議員】
e-ラーニングは凄いなと思っていて、僕もたまに高校の授業の動画とか見るんですけど、学校より明らかに質の良い授業が、無料で公開されてたりするんですね。すると経済的な問題はないので、勉強したいと思えばいくらでも勉強できる世の中になりました。これがあれば世の中変わっていくんだな、と。…子供も大人も学べますから。すごく良い社会になったなと思います。

【上杉解説委員】
今までは、教わる先生の質によって子どもたちのレベルが変わってきちゃうんですよね。でも、それがe-ラーニングによって全体的にレベルアップする。…余計な先生の「思想」も入らないし(笑)。

〜中略〜

【アシスタント 佐藤】
伊藤さんはAI議員として、これからどのような活動をされていくのでしょうか?

【伊藤議員】
私はもう「片っ端からプログラムを作っていこう」というのを決めてるんで。できることは何でも。民間にAIの活用の事例はたくさんあるので、これを政治家がどう使うか、役所がどう使うかを考えていろんなものを作って、それをどんどん広めていく…私は議席を持った立場でプログラムも作っちゃうという、そういったことができるんで、どんどん作っていきたいなと思いますね。


AIのプログラミングができる政治家…伊藤議員は他にはいない、ユニークな存在ですね。今後の活躍も楽しみです。ここには伊藤議員の主な発言をダイジェストで掲載しましたが、番組では上杉解説委員と手塚マキアンカーが絡んで、より掘り下げた話が展開しています。そちらの方は是非番組サイトで全編をご視聴ください。

1月25日放送分は、26日の16時まで無料会員登録(ブロンズプラン)でご視聴いただけます。それ以降、および番組開始から60分を過ぎる部分のご視聴には、シルバープラン以上の有料会員登録が必要です。


【お知らせ】

みんなで作る報道番組「上杉隆のザ・リテラシー」、来月は2月3日土曜の配信です。ゲストはIWJ代表の岩上安身さん。テーマは「ネットメディア」です!どうぞお楽しみに!

2月以降の「ザ・リテラシー」の配信は、現在すでに募集が始まっている第4期クラウドファンディングの対象となります。番組後半はクラウドファンディング支援者向けの限定配信となりますので、下記サイトからぜひ御協力をお願い致します。