ガラスバッジで計測した伊達市民6万人の放射線量データを、市役所が不正に流用?!映画監督ヤン・カワモト氏が追及!(2017/12/21)

12月21日の特集は「チェルノブイリ事故の教訓」と題して、福島県伊達市の6万人の市民から集められた放射線量のデータが、不正に論文作成のために流用されたのではないか、という疑惑を取り上げました。ゲストは映画監督のヤン・カワモトさんと東洋大学教授の薬師寺克行さんをお迎えしました。


今年9月に行われた福島県の伊達市議会で、ヤン・カワモトさんの名前があがりました。それは6月にヤンさんがオプエドに出演したときに話した、伊達市の除染の話からのつながりで、市役所の職員に取材した時のことが伊達市議会で話題に上がったものでした。

ヤンさんは今年1月にイギリスで発表された英語の論文の中で「1年の被ばく線量を1mSV以下に抑えるためには、空間線量が0.23μSV/h以下でなければならないとされていたが、本当はその4倍の線量でも問題ない」と解釈できる内容が伊達市のデータをもとに書かれていることを知ります。

問題の論文

しかもこの論文は「50箇所も間違いがある」と指摘されるほど、信憑性に疑問符がついており、ヤンさんはこの論文と伊達市役所には何か関係があるのではないか、と疑いを持って取材をしていたのです。

市役所の職員は「関係ない」と否定しつつも、「こんなデータがあるから、これを使って論文を作れないか」と「提案」していたことを認めたのです。そのデータとは、6万人の伊達市民に付けた線量を測る「ガラスバッジ」で計測したデータです。

伊達市民に配布した放射線量測定用のガラスバッジ

このデータを伊達市役所が勝手に使わせて論文を作成したことになり、これは「個人情報条例違反」ではないかということが疑われているのです。そのことが今、伊達市議会でも追求されています。

…ということで、ザックリとまとめましたが、番組内ではもっと細かくディテールを詳しく説明していますので、興味のある方は是非番組サイトでご視聴ください。

ヤン・カワモトさんも「この件はまだ終わってない」とおっしゃっていて、引き続き取材を継続されるそうです。続報を待ちたいと思います。


このあと有料時間帯の「薬師寺教授の注目ニュース」のコーナーは、「トゥキュギテスの罠」がテーマ。これは戦争が不可避な状態まで従来の覇権国家と、新興の国家がぶつかり合う現象を指しますが、アメリカと中国・ロシアがこの危険な状態に近づいているのではないか…ということを論じます。こちらの方も是非番組サイトでご視聴ください。

12月21日放送分は、22日の16時まで無料会員登録(ブロンズプラン)でご視聴いただけます。それ以降、および番組開始から60分を過ぎる部分のご視聴には、シルバープラン以上の有料会員登録が必要です。


**お知らせ**

12月23日(土)17:00より2時間『2017年オプエド総括』と題して、クリスマス特番が放送されます。今回はこちらのYoutubeでの無料放送となります。出演は上杉隆、川島ノリコ、義山望、佐藤由季、藤本順一、神領貢、本間龍(敬称略)。今年オプエドでスクープ情報を公開してくださった方をゲストにお呼びしました。どうぞお楽しみに!


NOBORDER女子アナ部の一員でもある宇都宮愛さんが原案・脚色・演出を務める音楽劇、KIZUKI vol.2「アトム〜オワリトハジマリノ物語」@ブディストホールが絶賛上演中です!22日(金)のチケットはsold outですが、23日(土)24日(日)はまだ購入出来るそうです!是非ご観劇ください。